2話 ページ3
_2年後_
A「虎、ですか。」
中「あァ、何日か前から出没しているらしい。何が起こってンのか調べてくれねェか?」
A「はい、直ぐに資料を作ります。」
パタンとドアを閉め、廊下を歩き出す。私があの晩ポートマフィア...中也様に拾われてから、2年がたった。
両親は、自らの利益のためにポートマフィアを裏切ったのだという。両親と私を始末するためにあの夜私の家に乗り込んだ中也様は、そこで信じられないものを見た。
血濡れの両親の死体と、同じく血に濡れた鎌で死のうとする私だ。
困惑していた中也様だったが、直ぐに死のうとする私の鎌を叩き落として、事情を説明させた。私が事の経緯を話すと、小さく溜息をつき、
中「じゃあ、俺ンとこに来い。」
と、声をかけてくださった。
最初、ポートマフィア内でも裏切り者の娘が中也様に仕えることに反対したものはいた。
しかし、
森「まあ、中也君が連れてきたんだし。」
という、首領のお言葉で皆が黙った。
それ以来、私はポートマフィアで幹部補佐という地位につき、様々な雑用をしている。
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桜子(プロフ) - とても面白いと思いました(*≧∀≦*)これからの投稿も楽しみにしています。(*´∇`*) (2019年8月15日 18時) (レス) id: 5d5806e9d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NOAH | 作成日時:2019年8月13日 0時