想われニキビが5つもできたのですが。【名探偵コナン】

ニキビが4つ ページ6

『ありがとうございます。梓さんみたいな方に私の小説を読んでもらえてるなんて嬉しいです!!』


梓「何謙遜してるんですか！！私だけじゃなくて、今どきの若い子はみんな1度は心葉さんの小説読んでますよ！」


え、それほんと？ほんとだとしたらすごい嬉しい。


梓「あ、打ち合わせだったんですよね。すみません、お邪魔して。お仕事頑張ってください！！」


『ありがとうございます。頑張りますね！』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




蓮「いやー、それにしても、今回はよく辿り着けたな。もしかして、方向音痴なおったのか？」



打ち合わせが一段落したら、ずっと気になっていたのかそんなことを蓮さんが聞いてきた。
っていうか、方向音痴ってなおるものなの？


『そんな訳ないでしょ。いつも通り迷子になったわ。ただ、親切なイケメンさんに出会って案内してもらっただけ。』



蓮「なるほどなぁ。そういう事か。おかしいと思ったんだよな。Aが初めて行く場所に1人で辿り着けたことなんて今まで1度もなかったからさ。」


『それを面白がって、毎回私の知らないお店を打ち合わせ場所に指定してくるくせに。』


蓮「ははっ。ばれてたか。いやぁ、お前のその、事件に巻き込まれる体質と極度の方向音痴は面白いからさ。」


私にとっては、全然面白くもないけどね！！


蓮「そういえば、今日はまだ事件に巻き込まれてないのか？」


『毎日巻き込まれてるみたいな言い方やめてくれる？』


蓮「事実だろ？毎日何かしらのことに巻き込まれてるじゃねえか。」


『そうだけど…でも、私にだって、何も起こらない平和な日があってもいいじゃん！！』


蓮「お前が平和に過ごせる日が来るのは天国じゃないかな。」


『そこまで言わなくても…』


蓮「まぁ、気をつけて帰れよ。俺は出版社寄ってくから送ってってやれないけどさ。」


『別に打ち合わせの度に送っていってくれなくていいんだよ？むしろ、送るぐらいなら迷子にならないように家まで迎えに来てよ。』


蓮「やだよ。そしたら、お前の方向音痴なのいじれないじゃん。でも、ほんとに気をつけろよ。ただでさえ巻き込まれ体質なのに、ここ、事件が多い米花町だからな。」


『分かってるって。ちゃんと気をつけますー。』


蓮「おー。じゃあ、俺はもう行くわ。また、連絡すっから、無理すんなよ。」


『またねー。』


はぁ…いつもいじってくるけど、なんだかんだ優しいから憎めないんだよね〜。

ニキビが5つ→←ニキビが3つ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す