Fateプリキュア！NEXUS (ページ7)

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澪vs爛～対立～ページ7

～爛視点～

『プリキュアチェンジ！』

「無限に広がる漆黒の闇…キュアシャドウ！」

「燃え上がれ黒き炎！キュアダークフレイム！」

ふぅ……

変身を終え気持ちを落ち着かせるように息を吐く

「私の力は１つだけじゃない…それぐらい分かってるでしょ？」

澪は……ある意味無敵だ…

“今”の基本フォームである黒と赤の姿のほかにファイターカルテットだった4人の力も使うことが出来る

というか全部“澪”なんだけど

ファイターカルテットも分身みたいなものだったし

「もちろんよ…澪…」

緊張からか指先が少し震えているが…

その震えを無理矢理押さえ込むように右手には刀の柄を左手には鞘を握る

私の武器は陽炎という刀に炎をまとったもの

また、手や足からも炎の技も繰り出すことか出来る

ただし“今”は黒だけど。

「ハァッ！」

目の前に澪の蹴りが迫る

っ……！

後方に下がりなんとかかわす

「ふん！……ダアー！」

次々と澪は連続で拳や蹴りを浴びせてくる

私は反撃の隙もなく防御と避けを繰り返す

…がそれにも限界が来てしまった

「あっ……！！」

ｷｭｲｲｲｲﾝ………ドオオオン！！

澪のスピードのほうが速く、突き出した手のひらから放たれる衝撃波を直接受けてしまった

「ぐはぁ……！！」

私は見事に吹っ飛ばされた

ロストギアの力も取り込んでいる澪は強い

でも……

私と出会った時から澪は

既に強かった────

それも時間を何度も繰り返していたからなんだろうか……

空中に飛ばされてる最中そんなことを考えていた

「でも…今回ばかりは負けていられない…！

澪に…ロストギアを使わせない！」

腰の羽を広げ空中で体制を整えながら黒炎を纏わせた刀を構える

……！

澪も腰の羽を広げ私のほうに近づくと右手に黒い弾を出現させる

「だああああーー！」

叫び声と共に弾は発射され集中攻撃を始めた

ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ！

数え切れないくらいの弾が私目掛けて飛んでくる

ｶﾞｷﾝ！ｶﾞｷﾝ！ｶﾞｷﾝ！ｶﾞｷﾝ！

「くっ……！」

弾を全部払うのは至難の技なのでせめて自分の周りや直撃しそうなものを刀で払う

「私だって……やられてばかりはいられない！！」

刀に意識を集中させ、数多く飛んでくる弾を睨み付ける

「火炎！爆龍！」

刀から燃え上がる炎は龍の形になり喰らうように黒弾を燃やし尽くした