ひとりじゃないんだ。 (ページ18)

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ごめんページ18

あれ、、だめだ。

視界が狭まってくる。

やがて･･･目の前が真っ暗になった。

しげsaid

ﾌﾟﾙﾙﾙ･･･ﾌﾟﾙﾙﾙ･･････

突然電話がなった。理歩の携帯からだ。

『もしもし。』

「すみません。キスマイBUSAIKU!?です。
理歩さんが倒れました。今すぐにこられませんか。」

ドキリとした。なにかあったのか。

俺は無我夢中で走り出した。

理歩のいるスタジオへ向かって。

『理歩！！！！！！』

スタジオに入ると、キスマイメンバーが呆然と立ち尽くしているのが見えた。

恐らくなにか揉め事があったのだろう。

理歩の近くにはスタッフさんが群がっていた。

『どいてください…！』

理歩の身体をわかる範囲で調べた。

理歩は過呼吸を起こしていたのが分かった。

理歩が過呼吸を起こす時は決まって怖い思いをした時か、緊張してしまった時にしかない。

さっきのキスマイの様子からして、きっと誰かが理歩になにか言ったのだと察した。

『理歩に何を言ったのですか。』

キスマイメンバーに聞いてみた。

『理歩は、過呼吸を起こしています。理歩が過呼吸を起こす時は決まって、怖い思いをした時か、緊張してしまった時でしかないんです。』

「･･･」

二階堂「ごめんなさい。俺と宮田と･･･ディレクターさんが理歩ちゃんに、やる気ないなら帰れって怒鳴りつけてしまって･･･。」

『いい大人が寄って集って理歩を怒鳴りつけたのか。･･･理歩はな、病気なんだよ。もし理歩がこのまま起きなかったらどうしてくれんだよ！！！！！！！！』

「え･････････。」

腹が立ってつい言ってしまった。

「病気」だなんて。

バレてはいけないことだったのに･･･

キスマイは唖然としていた。

丁度いいところに救急車が来た。

中には理歩の担当医が乗っていた。

急いで乗り込み、病院へ向かった。

キスマイが走ってついてくる音がしたが、そんなものに興味を持つほど暇はなかった。