第一訓 天然パーマに悪い奴はいない ページ3
店長「だからバカおめっ…違っ…それじゃねーよ!!そこだよそこ!!
おめっ今時レジ打ちなんてチンパンジーでも出来るよ!!
オメー人間じゃん!一年も務めてんじゃん!何で出来ねーんだよ!!」
静かな時間に一人の男の叫び声が店中に響く
男の叫びに眼鏡をかけた少年は申し訳なさそうにする
少年「す…すみません剣術しかやってこなかったものですから」
店長「てめェェェまだ剣ひきずってんのかァ!!」
少年「ぐはっ!!」
男は少年の顔を殴りそう怒鳴った
少年は口元の血を拭いながらうずくまっている
店長「侍も剣ももうとっくに滅んでんだよ!!
それをいつまで侍気どりですかテメーは!!あん?」
天人「オイオイそのへんにしておけ店長」
怒鳴りつけている店長を止めたのは1匹の天人だった
天人はそのまま床にうずくまる少年に話しかける
天人「オイ少年レジはいいから牛乳頼む」
少年「あ…ヘイただいま」
店長「旦那ァ甘やかしてもらっちゃ困りまさァ」
天人「いや最近の侍を見てるとなんだか哀れでなァ
廃刀令で刀を奪われるわ職を失うわ
ハローワークは失業した浪人で溢れているらしいな
我々が地球に来たばかりの頃は
事あるごとに侍達がつっかかってきたもんだが
こうなると喧嘩友達なくしたようで寂してくな」
天人はそう言うとテーブルから足を少しだし少年の足を引っ掛ける
少年は足につまづき牛乳を頭からかぶり転んでしまう
天人「ついちょっかい出したくなるんだよ」
その声とともに他の天人も声を出して少年をバカにしたように笑う
少年(二十年前突如江戸に舞い降りた異人「天人」
彼らの台頭により侍は弱体化の一途をたどる)
店長「何やってんだ新八!!スンマセンお客さん!!」
新八(剣も地位ももぎとられ誇りも何も僕らは捨て去った)
店長「オラッおめーが謝んだよ」
店長は少年…いや、新八の髪を乱暴に掴み起き上がらせる
新八(いや…侍だけじゃない
この国に住まう者はきっとみんなもう…)
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はっさる(プロフ) - 樹神 うい.さん» あ、そういうことですか!!教えてくださりありがとうございます!直しておきます! (2021年2月17日 21時) (レス) id: e3b62bda70 (このIDを非表示/違反報告)
樹神 うい.(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいてます!あの、新撰組の字って真選組では無いでしょうか? (2021年2月17日 21時) (レス) id: 7dbd92bb49 (このIDを非表示/違反報告)
はっさる(プロフ) - ちあきさん» 確かに新撰組の漢字はこれなんですけど銀魂の中じゃ新選組なんですよね、、、 (2021年2月17日 14時) (レス) id: e3b62bda70 (このIDを非表示/違反報告)
ちあき(プロフ) - 作者さんわざと変更してるならごめんなさい汗 新撰組の漢字が違っていまして、、、 (2021年2月17日 0時) (レス) id: 83f52de0f6 (このIDを非表示/違反報告)
はっさる(プロフ) - 赤月 アズさん» 嬉しいです!!笑ありがとうございます!! (2021年2月16日 18時) (レス) id: e3b62bda70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はっさる | 作者ホームページ:http://asllsa
作成日時:2021年2月3日 21時