メインはパーティのあとに…em ページ33
※軍パロ
今日の外交パーティはうちの国になった。夕方頃から集まりだした人の群れに少し酔いながらもエミさんと一緒に挨拶回りをする。いつものメイド服より窮屈に感じるドレスを引きずらないようにするだけで肩が凝りそうだ。
「はは、挨拶も終わったし少し休みましょうか。」
「そうしていただけるとありがたいです…。」
バルコニーに出て行けばもうすっかり夜だという事が分かった。こんな時間が経つのは早かっただろうか。横からふわりと煙草の匂いがして、煙がふわふわと私たちの周りに浮いた。
「はあ…肩凝るなあ…。」
「エミさんもこういうところは苦手なんですか。」
「苦手…まあ、苦手やな。」
ぽりぽりと頬を恥ずかしそうにかいて笑うエミさんの表情はさっきまでとは打って変わってふにゃりとやわらかだ。渡すなら二人きりで、邪魔が入ることのない今しかないと、小包を渡す。
「エミさん、これ。プレゼント。」
「え…。」
ぽろりと灰が下に落ちた。一瞬動きが止まったが、エミさんと呼びかけるとびくりと肩を震わせてからありがとうと言って受け取ってくれる。
「開けてもええ？」
「勿論。」
中身を見るとエミさんは私と箱の中を交互に見始めた。
「似合うと思って。」
青い蝶のネクタイピンを取ってエミさんが付けていたものと取り換える。とくとくと聞こえているのは私の心臓の音か、それともエミさんの心臓の音かななんて考えて恥ずかしさをどこかへ飛ばす。
「似合ってるよ。」
「…なあ、Aさん。」
真剣な声に身構えてしまう。ここまで低い声の時はなかなかない。私もつい、はいと返事をしてしまう。
「今日のパーティ、終わったら俺の部屋に…。」
しりすぼみになっていく声。しかしはっきりときこえたそれに私は頷くしかできなかった。
彼の顔が見れなくてきらりと光ったネクタイピンを見つめてしまった。
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羅威那(プロフ) - 兎餅さん» ただいまリクエスト消化滞っておりまして…いつ書き上げることができるか分かりませんがそれでもよろしければ… (2022年4月28日 23時) (
レス) id: c967219d95 (このIDを非表示/違反報告)
兎餅 - sinpさんが、ヤンデレ化して夢主を閉じ込める系のって、書けますか……？ (2022年4月24日 7時) (レス) id: 1c6f84240e (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - ありがとうございます！お待ちしてます！ (2020年3月14日 3時) (レス) id: 525527bd5b (このIDを非表示/違反報告)
羅威那(プロフ) - ひかるさん» ひかるさんリクエストありがとうございます。最近思うようにかけず、更新が滞っておりますがそれでも良ければお待ちいただきたく思います。 (2020年3月13日 22時) (レス) id: ac81da58c3 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - knさんが嫉妬してる感じのお話読みたいです…！！ (2020年3月9日 21時) (レス) id: 525527bd5b (このIDを非表示/違反報告)
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