緑谷と爆豪の幼なじみは水と風を操るチートでした【ヒロアカ】 (ページ17)

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16話ページ17

轟｢試験はどうだった｣

貴｢ん～実技はまぁまぁかな

筆記は一応全部埋めたけど、どうかしら

轟くんは？｣

轟｢多分受かってると思う｣

貴｢凄いのね轟くん｣

入試の話をしながら駅へ向かっていたら

ぐぅ～～

轟｢？｣

貴｢あぁ～ごめん、お腹すいちゃったみたい｣

轟｢...そう言えばもう昼過ぎか、確かに腹減ったな｣

貴｢ちょうど駅前だしお昼食べて帰ろうかな｣

轟｢オレも食べて帰る、一緒にどうだ｣

貴｢なら遠慮なく。何食べる？｣

轟｢蕎麦にしよう｣

貴｢う、うん...｣

何の迷いも無く、なんなら被せ気味に蕎麦と返事が帰ってきて少し驚いたが轟くんの目があまりにも輝いていた為何も言えなかった

近くにあったお蕎麦屋さんに入り案内された席に着いた

轟くんは冷たいお蕎麦、私はきつねうどんを頼んだ

貴｢轟くんお蕎麦好きなの？｣

轟｢あぁ、大好きだ｣

貴｢でも、今冬だよ？冷たいお蕎麦で大丈夫？｣

轟｢いいんだ、むしろ冷たい蕎麦じゃないと嫌だ｣

貴｢ふふっ本当に好きなんだね｣

轟｢...｣

貴｢？どうしたの｣

轟くんが急に黙ってしまった

轟｢いや...笑った顔かわいいなと思って｣

貴｢そう？ありがとう、轟くんもイケメンだよ？お蕎麦の話とかしてる時は目が輝いてて可愛い｣

轟｢...そうか？｣

貴｢うん。お蕎麦の話聞かせてよ｣

轟｢あぁいいぞ、そもそも蕎麦って言うのは...｣

轟くんはお蕎麦についてまた目を輝かせながら語り始めた

何かこう、子犬みたいな感じだ

10分程したら店員さんが注文した物を持ってきたので轟くんは語るのを止め黙々とお蕎麦を食べ始めた

うどんも中々美味しくて直ぐに食べ終わった

会計を済ませてお店を出ると電車に乗った

轟くんは電車の中でも今日食べたお蕎麦の感想とかおいしいお蕎麦の作り方とかお蕎麦への愛とか...

とりあえずお蕎麦のうんぬんをたくさん聞かされた

自分から聞かせて欲しいと言ったが、そろそろ耳にタコができそうだと思っていたら最寄りの駅へ着いた

貴｢私ここの駅だから

今日は本当にありがとう、入学式で会えるといいね｣

轟｢あぁそうだな｣

窓越しにバイバイと手を振ると振り返してくれたのでちょっと嬉しかった