緑谷と爆豪の幼なじみは水と風を操るチートでした【ヒロアカ】 (ページ11)

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10話ページ11

爆豪｢A、お前高校どこ行くんだよ｣

うわ～、タイムリーすぎる質問

困りながらとりあえず苦笑いを浮かべ返事をする

貴｢...えーっとね内緒｣

爆豪｢は！！？何でだよ！！！｣

貴｢言ったら、勝己めんどくさくなるから言わない｣

爆豪｢ならねぇよ！！言え！！｣

貴｢じゃあ、勝己が雄英受かったらね｣

爆豪｢上等だコノヤロウ！！！｣

そんな会話をしながら帰り、途中の道で別れ家路に着いた
カギを取り出して開けようとしたら

ガチャッ

貴｢...開いてる？｣

不思議に思いドアを開けると久しぶりに見る2足の靴が綺麗に並んでいた

貴｢...まさか、このタイミングで｣

誰が居るのか容易に想像がついた

制服を脱ぎ部屋着に着替えリビングへ行くと、30代後半と思われる男女がいた

女の方は水色の髪に青のメッシュが入ったAそっくりなすごい美人だ

男の方はAとはあまり似てないが目の色はAと同じ緑色のイケメンだった

貴｢......おかえりなさい｣

父｢学校から連絡があった、雄英から推薦が来たらしいな｣

母｢当然受けるわよね？｣

冷たい目、威圧的な態度で聞いてくるのはAの両親だった

2人共プロヒーローでビルボードチャートランキングTOP10入りする程の実力の持ち主なので、日々多忙を極めており自宅に帰ってくる事自体ほとんどない。

なので東京にある事務所の近くに借りてるマンションに寝泊まりする事が多かった

最後に3人揃ったのは正月以来だろうか

貴｢えぇ、特に考えてなかったので雄英でお願いしてきました｣

母｢そう｣

父｢お前は雄英に受からなければならないんだからな、中学はお前のわがままを聞いてやったが今回は違う｣

母｢完璧にやりなさい、私達の子供なんだという自覚を持ちなさい｣

貴｢...雄英を受けるのは私の意思です。私は私の好きにやります｣

父｢お前、まだそんな子供じみた事を言うつもりか｣

貴｢私の人生は私のものです、好きなようにに生きます｣

これが、本当に親子なのだろうか

この2人と1人の間には分厚く高い冷たい氷のような見えない壁があった