第六話 ページ7
プロタゴニスト国。
別名、我々国。または……戦争屋。
��戦争時代��と呼ばれた約12年間がある。
日本には関係のない戦争だったが、報道は大きく報じていた。
プロタゴニスト国の猛進。
少数ながら精鋭だった我々国の軍は、国という国に布告し、布告され、凄まじい勢いで食らっていった。
「ノゾムは西洋のナイフってこと…？
でもノゾムって和名じゃないか？」
「主人の名前は ノゾム から取って ゾム やってん。
それだけや。詳しいことはよお分からん。
ただ、主人が言うには母方が日ノ本出身やったかもしれんって」
「聞かなかったのか？」
「主人のおかんは敵国の軍人に惨殺されたわ。
3歳の時やったかな？
ほんで、おとんは自国の軍人やったから、5歳の時に戦死してん。
そっからおとんの知り合いの家に預けられたから聞けんねん」
「わ、悪い……」
「ええよええよ。
こういっちゃなんやけど、今が今やし。
ぽっと出の新米国があれだけ勢い良かったら、敵も自然に増えるしな」
当たり前っちゃ当たり前やし。
そう言って笑うノゾムは、少し哀しそうだ。
付喪神様達と過ごして分かったのは、武器は主人を人間が思っている以上に大切に思ってくれているってことだ。
多分、かなり幼い頃からそばに居たんだろう。
下手したら母親の死を、ノゾムは見てたかもしれない。
慰められないし、目を塞いであげることも出来ない。
そんな自分にどうしようもない気持ちを抱いているかもしれない。
……少し無神経だった。
というか西洋強すぎないか。死ぬの当たり前なの？
「とりあえず、兄ちゃん達は歴史を守っとるんやろ？
俺がここにおって、主人が死んでしもたらそれこそ歴史改変になってまう。
俺の帰る方法、探してくれんか？」
「ほう、我らを脅すと？」
「せや。
俺、今回のことは事故やと分かっとるけど、責める気がないわけやないで。
主人と引き離された今、俺は主人に何かあったら、あんたらにはすまんがこの兄ちゃんの首、もらうで」
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ラベン - めっっっちゃ面白いです!!続き待ってます (1月14日 0時) (
レス) @page13 id: 10542d99e7 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです！ (8月25日 21時) (レス) @page13 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
ふくわぶ - 続きお待ちしております。頑張ってください。 (2023年1月16日 17時) (レス) @page12 id: b6ccdf37e6 (このIDを非表示/違反報告)
咲樹(プロフ) - 続き…お待ちしております………… (2022年2月3日 12時) (レス) @page13 id: b53a17c756 (このIDを非表示/違反報告)
暇人パーリナイ(プロフ) - あぁ、なぜ神作品はよく途中で更新が途絶えるのだろうか………続き………待って………ます……… (2021年6月3日 3時) (レス) id: 6c369c24d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NZMo3 | 作成日時：2019年6月27日 22時
