第三話 ページ4
「ふぅん、なるほどなぁ……」
「あんましたまがらんんやね」
「たまがらん…ビックリせぇへんってことか？
まぁせやな〜。争いは止まることを知らんからな」
説明し終えた後の反応は、思ったよりも薄い。
あぁ、やっぱり目の前の神様もナイフ…というより、武器なんだなと思う。
刀の付喪神がいるってことは、それだけ想われたってこと。それだけ想われたってことは、それだけ争ったって事だろう。
目の前の少年の場合、ナイフだけど。
「んんっとな、まず審神者さん。
俺はあんたに忠誠は誓えん」
「え？」
「あっ、ちゃうで！別に傷つけたいとかやないで！
ただ、ちょっと長うなるし、色々複雑やねん。
もしあんたとハカタ君以外に仲間がおるんやったら集めてほしい。
知っとってもらわな、後々ギスギスするやろし」
すまなそうに苦笑いをこぼすノゾムに良心が痛む。
いや…なんか、美少年を困らすのは…ちょっと胸が痛いですね……。
博多に大広間へ呼び出すように言ってもらおう。
博多は大きく頷いて短刀の持ち前の機動をもって審神者部屋を出て行った。
「おぉ！凄いなぁハカタ君！めっちゃ速いやん！」
「彼は短刀だからな」
「タントウ？」
「えっと…なぁ、ノゾムってもしかして、日本出じゃないのか？」
「ニホン？ええっと、どう書くん？」
「えっと…こうだな」
「日本…あぁ！日ノ本やな！ひとらんの祖国！」
パッ！と顔を輝かせたノゾムは少年のそれだ。
こうして見るとどことなく幼いな…でもやっぱり神様だし、何より武器だからなぁ…。
って、日ノ本？？ひとらん？？
「ここって日ノ本なんか！日本って言うようになるんやな…。
俺の主人はちゃうな。あー、でもそこも一緒に説明しよか。そっちの方が分かるかもしれんわ」
「あ、あぁ。そうか」
ノゾムって、日本名だよな？
日ノ本…って呼ぶ国なんてどこだろう。
茶髪に碧眼で、現代的な格好だからか、今時の若者っていってもおかしくないのにな。
でも確かに、パーツはしっかりしてる気がする。
「主しゃん、集めてきよったちゃ！」
「あぁ、ありがとな。
じゃあノゾム、行こう」
「了解。ほんますまんなぁ…俺の都合で…」
「いやいや、気にしてないよ。
相手を知るのは大切な事だ」
「ひひっ、そうやな！あんたはええ持ち主やね」
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ラベン - めっっっちゃ面白いです!!続き待ってます (1月14日 0時) (
レス) @page13 id: 10542d99e7 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです！ (8月25日 21時) (レス) @page13 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
ふくわぶ - 続きお待ちしております。頑張ってください。 (2023年1月16日 17時) (レス) @page12 id: b6ccdf37e6 (このIDを非表示/違反報告)
咲樹(プロフ) - 続き…お待ちしております………… (2022年2月3日 12時) (レス) @page13 id: b53a17c756 (このIDを非表示/違反報告)
暇人パーリナイ(プロフ) - あぁ、なぜ神作品はよく途中で更新が途絶えるのだろうか………続き………待って………ます……… (2021年6月3日 3時) (レス) id: 6c369c24d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NZMo3 | 作成日時：2019年6月27日 22時
