第一話 ページ2
唖然、だ。
鍛刀部屋で、妖精さんが自慢げに掲げるそれは、いつも見る形状のものではなかった。
少なくとも 日本刀 じゃない。絶対。
包丁にも見えるそれは…
「…ナイフ？」
「ナイフっちなん？」
「うん…刃物の一種で、刀とはまた違うものだ。
短刀…とも少し違うな。
ともかくまぁ……」
これ、どうすんだ…？
俺、
なんかのバグ、が一番無難なんだが……。
…妖精さんがめちゃくちゃ首横に振ってるしな。
何だ？心でも読めるのかこいつらは…。
とりあえずナイフは受け取って…どうするか……。
「顕現しゃされんと？」
「そもそも付喪神がいるのか…？」
近侍の博多の言葉に首を傾げる。
ナイフがそもそも出てきたのが謎だし、何よりナイフに付喪神がつくのか？
というか、誰が使ってたナイフなんだ。
「とりあえず、してみるか…。
出来る、のか？これ」
「出来んしゃーちゃ！神気ば感じるっ」
「え、神気感じんのか」
なら出来そうだな。博多の博多弁難しい…。
出来んしゃーちゃ！って言われて 出来ない って言われてんのかと思った。
とりあえず、今までと同じように霊力を流す。
ナイフの付喪神か…興味があるな。
そいつは、刀剣男士とは違い、桜ではなく眩い光が弾けて、姿を現した。
「ちっす！俺はノゾム。元無名のナイフや。
今はりーっぱな名前があんねん、そっちで呼んでな」
少し長い髪を後ろでひとつにくくり、碧い瞳をゆるりと細め、俺に笑いかけた。
ショタでもなく脇差のような青年近い感じもない…。これが少年ってやつか…？？
とにかく、俺の頭はもうパニックだった。
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ラベン - めっっっちゃ面白いです!!続き待ってます (1月14日 0時) (
レス) @page13 id: 10542d99e7 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです！ (8月25日 21時) (レス) @page13 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
ふくわぶ - 続きお待ちしております。頑張ってください。 (2023年1月16日 17時) (レス) @page12 id: b6ccdf37e6 (このIDを非表示/違反報告)
咲樹(プロフ) - 続き…お待ちしております………… (2022年2月3日 12時) (レス) @page13 id: b53a17c756 (このIDを非表示/違反報告)
暇人パーリナイ(プロフ) - あぁ、なぜ神作品はよく途中で更新が途絶えるのだろうか………続き………待って………ます……… (2021年6月3日 3時) (レス) id: 6c369c24d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NZMo3 | 作成日時：2019年6月27日 22時
