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何で泣いてるのって…




俺が?







あー、だからさっきからこいつの顔がぼやけて見えるのか。










「…ユンギさんっ」








Aも泣きそうな顔で俺の頬や髪の毛を一生懸命撫でている。









「先輩から聞いたの?」







まん丸い目で俺のことを見つめるA。



黙って頷くと、はぁっと彼女はため息をついた。











「先輩ったら、もう…」



「…Aはどこにもいかないよな?」




「あたりまえでしょ?どうし……」




「だって俺、酷いことした。」
















お前が離れていくかもしれない態度をとったんだ。












「そんなことないよ?ユンギさんが仕事で忙しいの分かってるから。」




「でも、昨日のお前は」











『吹っ切れた感じで、まるで独り身だっていう雰囲気だったんですよ。』










キム・ドヒョンの言葉が頭をよぎる。
















「…お前が、独り身みたいな雰囲気だったって。……それが、…それがマジでショックで………」







そうだよ、俺は











「誰よりもお前のこと幸せにしてるつもりだったのに。………他の男から、お前が1人だと思われたことが、すごい悔しかった……」








俺の言葉に、彼女の眉根はぐっとさがって、やがて大粒の涙が溢れてきた。








ああ、どうしよう。








「……寂しい思いさせて、ほんとにごめん。泣かせてごめん。……俺は本当に馬鹿だったよ………」










………こんなに愛おしい人を泣かせてしまった。






俺は彼女の瞳から流れる涙をひとつひとつすくっていった。













「…ユンギさん。……私はユンギさんとずっと一緒にいたいよ?何があっても。けど、…けどね、最近は、愛されてる気がしなかった…」











声を詰まらせながらいうA。











「……ごめんな。けど、そんなこと…絶対ない。本当にAしか見えてないよ。お前のためなら何でもできるくらい。」






「……うん」








「本気で愛してるから。伝えなかった俺が悪いけど…この気持ちが変わることはこれから先ないって、分かってほしい。」







「…」











この強い思いが伝わるように、俺は彼女の目を見て、真剣に言葉を紡いだ。

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Muu(プロフ) - ゆうさん» とても嬉しい言葉をありがとうございます!少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。 (2022年9月6日 17時) (レス) id: 350ffc1ce7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 最高でした。 (2022年8月11日 19時) (レス) @page46 id: be7c7766b1 (このIDを非表示/違反報告)
Muu(プロフ) - ユンギペンさん» ありがとうございます!完結へと一気に書き進められたのは、まさしくこのメッセージのおかげです! (2022年6月25日 2時) (レス) id: 350ffc1ce7 (このIDを非表示/違反報告)
ユンギペン - 続き楽しみに待っています!更新頑張ってください😊いつもお疲れ様です☺️ (2022年6月23日 22時) (レス) id: b9da242e25 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Muu | 作成日時:2021年9月15日 17時

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