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最近は本当に仕事が忙しい。




それもこれも、理由があって。



なんでかこの頃は、部下たちのミスが多い。

うちの部は業績がガタ落ちで、




「このままだと、優秀な人を部長にしなきゃならんよ」


って、上司に言われ。



俺が優秀じゃないって言いたいんだろ。
じゃーさっさと俺なんか降ろせよ。



って前のひねくれた俺なら言っていたんだろう。



だけど、今は絶対そんなことできない。



いつも頭にはAがいて、あいつのために俺は、なにがなんでもこの仕事を続けないとって思えるんだ。







「…はぁ、今日もやっと片付いた。」




ようやく溜まっていた書類が片付いて、ふぅっとコーヒーで一息ついたときだった。




電話がかかってきた。









「…ジンヒョン…?珍しい」




何か急用だろうか。いや、ヒョンのことだから、普通の世間話かもしれん。



なんて思いながら電話に出てみる。





「…もしもし。」


「おう、ユンギヤ、今仕事中?」


「まーはい。今ちょっと休憩中ですけど」


「そっか。あのさ、今さっきまでAちゃん俺の店にいたんだけど、」


「…え」


「さっき、なんか男の人と会って、そのまま一緒にお店出て行ったよ。大丈夫?」


「……」



え、いや、まてまて



「あ、いや浮気を疑ってるとかじゃなくてさ。そんな仲には見えなかったし。ユンギの知ってる人?」



「いや、なんも聞いてないです」



「まぁ、普通に楽しそうに話はしてたけど、危ないことに巻き込まれたりしないよね、変な人…じゃないよね?」


「…どこに向かったかわかります?」


「うーん、俺も店出れないから、はっきりわからなかったけど、家じゃない方だと思うよ」


「…ありがとうございます」





電話を切った。



頭が整理ついてなくて混乱してる。




いやまず、俺がいない時にあんな遠くまでいくか?


…車?…は俺が乗って行ってるし
まさか歩いた?あの距離?



なんでそんな急に?


いや、まーあるか、そんな時も

うーん。





あ、まて、男の人って言ってたな


誰だろう。



Aから男の人の名前なんか全然聞いたことなかったし。


…大丈夫だろうか。


一応連絡してみるか。





俺は彼女に電話をかけた。

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Muu(プロフ) - ゆうさん» とても嬉しい言葉をありがとうございます!少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。 (2022年9月6日 17時) (レス) id: 350ffc1ce7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 最高でした。 (2022年8月11日 19時) (レス) @page46 id: be7c7766b1 (このIDを非表示/違反報告)
Muu(プロフ) - ユンギペンさん» ありがとうございます!完結へと一気に書き進められたのは、まさしくこのメッセージのおかげです! (2022年6月25日 2時) (レス) id: 350ffc1ce7 (このIDを非表示/違反報告)
ユンギペン - 続き楽しみに待っています!更新頑張ってください😊いつもお疲れ様です☺️ (2022年6月23日 22時) (レス) id: b9da242e25 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Muu | 作成日時:2021年9月15日 17時

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