検索窓
今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:226,240 hit

後日談1/2 ページ41

「えぇ!?付き合ったの!?えっ!?いつの間に!?」

『い、いやぁ、……あ、あはは……』

「ちょっと!急に二人が一週間ぐらい休んで心配たったのに付き合ったって!なにしてたの!!」



後日、私たちは学校へと登校を始めて、
翔太くんの怒っているような言葉を聞かされていた。

でも、付き合ったとしても、まだ何も変わっていない。
ただ、少しだけ関係が特別になっただけ。





「別に、君に言う必要性ないでしょ」

「なんでよ!!僕のネットワークフル活用して真冬くんを助けたのに!!」

「助けなんて要らない」

「まふゆくううううううん!!」




泣きじゃくる翔太くんは冷たい視線を送る真冬くんに縋る。
さながらそれは買って買ってとわがままを告げているこどものようだ。

くすっ、と微笑んだ矢先に、渋々と言わんばかりな態度で真冬くんから離れていく。




「でも、何処で告白したの?告白の言葉は?」

『なっ!な、なんでそんなこと聞くの!?』

「僕の時の参考?」

『む、むり!絶対言わないから!!』



告白内容があの桜公園の木の下で「王子様になって」とか
閉じ込められていた真冬くんの家(その情報はあとで理解した)で「私の王子様。」とかいっちゃった

なんて、ぜっっっっっっっったいに言えない!!
無理!!ムリムリムリムリ!!
そして二つとも私からだし!!
あぁぁぁぁぁ恥ずかしい恥ずかしい!!マジで黒歴史!!

真冬くんと付き合えたのは嬉しいけど恥ずかしいいいい!!


「……あ、ごめんね、僕、今日他の友達と一緒に帰るんだ」

『あ、う、うんっ』

「じゃあねー!」






翔太くんは手をブンブンと振ったあと、校門を去っていく。
…………ん?
翔太くんはいない?

ん??
翔太くんはいない??
真冬くんはいる??





つ、つまり……、?
ま、まふゆくんとふたりっきりってこと!?

い、いやいやいや!いくら今まで二人で帰っていた時があっても、
付き合ったって思えば意識してしまう。





「僕たちも、帰ろうか」


存外優しい声が、耳に響いた。
そして私は、こくんと頷いた。

後日談2/2→←あとがき



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (273 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
677人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , まふまふ , ヤンデレ   
作品ジャンル:ラブコメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

いるよ - あああああああああああ!!!最高です!!なんか最後のところ泣いちゃいましたwヤンデレにハマってしまった…素敵な作品ありがとうございました! (2022年12月7日 0時) (レス) @page45 id: 7464634473 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - とてもよかったです!その後話がもっと欲しい! (2022年3月9日 1時) (レス) @page45 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
月次 - 僕の好みどストライクのヤンデレです!とっても面白かったです。これでもっと想像の幅が広がる…!ありがとうございました! (2021年3月28日 9時) (レス) id: 34cc41e784 (このIDを非表示/違反報告)
一ノ瀬かるら(プロフ) - 心臓が泣き叫んでおります大歓喜 (2020年8月23日 0時) (レス) id: 018ad8bd5d (このIDを非表示/違反報告)
鶯餡(プロフ) - 雨月冷さん» 本当にいつもありがとうございます……!!マーライオンwwwそのくらい泣いてくれたんですね!嬉しいです!私も目からマーライオンです!はい!楽しみに待っていってください! (2020年2月25日 7時) (レス) id: 6bb0fe0dd0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:鶯餡 | 作成日時:2020年1月6日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。