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『うあーっ！どうして毎日毎日勉強尽くしなのよおおお！！』
「口を動かしてる暇があったら手を動かしてください」
『わかってる！やってるじゃない！』
わぁわぁと駄々をこねながら、羽ペンを紙に滑らせる。
今日は真冬が勉強を教える日だ。
だが、真冬はご褒美をあげるといっただけで、勉強はしなくていいとはいっていない。
そこのところ辛いわ。
『___はぁ、ここが……』
そう独り言を呟きながら本を眺める。
すると、ガタンッ！という少し大きめな音が近くに聞こえ、私は振り返った。
真冬はどうやら机の支えに足をぶつけたらしく、机のすぐそばで尻餅をついている。
やけに、息も切れていた。
『___ちょ！真冬、あんたどうした……のっ……！？』
驚きながらも立ち上がり、彼の元へとよる。
彼がつまずくことなんて絶対にあり得ない。
何故なら真冬は、小さい頃から執事として綺麗な歩き方を学び、障害物を避けるよう教育されてきたからだ。真冬は優秀だったから、もちろんすぐ身に付けた。
しかし、今回に限って足に当たるなど、そんな平凡なミス真冬がするわけない。
そして、真冬の顔は荒々しく、そして赤く染まっていた。
そこまで暑くもないのに汗を変えいているし、険しい顔をしている。
「だ、大丈夫です……このくらい……」
『だ、大丈夫じゃないわよ！え、ええと、そらる呼ばなきゃ！』
立ち上がろうとする真冬の肩付近をぎゅっとおさえ、混乱する。
だけど私が今いってしまったら、真冬を一人にしてしまう。
ど、どうすれば___。
「___はぁ…っ、……べ、勉強を……」
『それより貴方のことでしょう！？私のことはいいから！』
「よくない、ですっ……！僕が、僕がしっかりしなきゃ……！」
真冬らしくない。
息を切らしたまま、そんな言葉を紡ぐ。
貴方、どうしてそこまで……？
従者だから？でも、思い入れが深すぎやしないか。
ただ苦しそうにもがいてる真冬を、私はおさえながら見るだけしかできなかった。
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ちょこ - とてもよかったです！結ばれたあとのお話が欲しいです！ (2020年1月15日 20時) (
レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
鶯餡(プロフ) - mokoさん» ありがたいです……！！！ですけど、きちんとお目目休めてくださいね！……ありがとうございます！！頑張ります！(Ｏﾟ皿ﾟＯ) (2019年10月3日 23時) (レス) id: 6bb0fe0dd0 (このIDを非表示/違反報告)
鶯餡(プロフ) - 絆さん» はい！やから始まってので終わる鶯餡です！ありがとうございます！！！！私ハッピーエンド主義者なので、そこ思いが伝わっていましたらとても幸いです！はい！頑張ります！(返信遅れて誠に申し訳ございません……) (2019年10月3日 23時) (レス) id: 6bb0fe0dd0 (このIDを非表示/違反報告)
moko - 最初から最後まで１日で読みきってしまいましたww次の日学校なのにオールしましたwwすっごい面白かったです！これからも頑張ってください！応援しています♪ (2019年9月30日 5時) (レス) id: 711f63988a (このIDを非表示/違反報告)
絆 - やからはじまってので終わる鶯餡さん！！鶯餡さんの作品大好きです！！鶯餡さんの作品はどの作品を読んでいても心が暖かくなります！これからも楽しみにしています！無理はなさらないでください！ (2019年9月7日 19時) (レス) id: da343c4ed4 (このIDを非表示/違反報告)
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