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『_____は、』
喉から、言葉にならない声が出てくる。
驚きのあまり立ち上がり、彼をじっと見詰めていた。
『___どういうことよ、なんでそんなもの……』
「___それは、言えない。だけど少なからず、これで一人は死ぬ」
『あんた、それがどんなことか知って……！？』
死ぬ。それは命を絶やすこと。
その理由は様々あり、老衰などは少なからずあまり悪いイメージはない。安らかに、その人が平和なまま眠れるのだから。
しかし、「殺す」となっては別だ。
明らかに殺すを犯した本人が悪いし、何より殺された側が生きることすら与えられないのは酷なことである。
お母さんが死んだ。それを経験した私にとっては、更に死という文字は心に突き刺さる刃でもあった。
「___知ってる。でもこれがなきゃ俺は生活なんてままならないんだ」
『だったら他の仕事を探せば……！』
「ダメなんだよ。仕事を変えちゃ」
どういう、こと……？
混乱が頭を支配する。
言葉が失われ、唖然としていた。
そんな私から目をそらすようにしたそらるは、声を続けた。
「___俺は、過去に悪いことをした奴なんだ。本当は、君にも会っちゃいけない。
あれで最後だと思ったのに……」
『い、意味がわからないわ……！』
「だろうね。わからなくていいんだよ」
過去に悪いことをした？
私に会ってはいけない？
あれで最後？あれって？
訳のわからなくなった私は、更に言葉を見失う。
恩ある人にそんなことを言われたのは初めてだ。
「___落ち着いてよ。少し、昔話をしようか」
そらるはまたソファに腰掛け、私も比例して同じことをする。
こと、っとソファのテーブルに小瓶をおくと、紫色の不気味な液体がまた波紋を描いた。
「俺の、悪役面を知ってほしいんだ」
そらるは、にっこり笑った。
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ほのりんか - ぷりんななりぃさんさん» 私も、坂田だと思ってました！だから、そらるって名前が出た時に、『ｳﾜｫこれそらるさんだったのか！ﾋﾞｯｸﾘ』ってなりました (2019年8月1日 9時) (
レス) id: 4d1e584c0f (このIDを非表示/違反報告)
ぷりんななりぃさん - そらるさんのくだり名前でるまでずっとさかたんだと思ってた…！！ 今思えば関西弁じゃねぇな・ω・ (2019年7月25日 0時) (レス) id: 256292723d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり - 初コメ失礼します。続編気になります。無理はしないで欲しいのですが、出来ればお願いします！ (2019年7月17日 19時) (レス) id: 616da87ebb (このIDを非表示/違反報告)
黒羽呉羽 - 読みました！！凄い良かったです！！続編気になります！ (2019年7月17日 17時) (レス) id: 1d4e264f44 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹チロル(プロフ) - コメント失礼します！無理はしないでほしいのですが、続編気になります！ (2019年7月17日 15時) (レス) id: 0e9f5e74c5 (このIDを非表示/違反報告)
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