【オリオンの刻印】日本の女神？元通り魔ですが (ページ26)

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第22人目我らが日本の守護神／日本大反撃ページ26

日本のゴールキーパー、円堂守は苦悩を顔に浮かべた。
「俺はどうしたら止められる……タイムトランスの対策法は何なんだ！」
時を歪めるシュート。
どんなタイミングを試しても発射時間がズレてしまうのだ。
ふと、円堂に彼女の姿が映った。
金山A。
金山は微笑んでガッツポーズを決めた。
「大丈夫です。私達も止めますから」
少なくとも円堂の目にはそう言っているように見えた。
「なぜタイミングがズレるんだ？」
頭の中は振り出しに戻った。
すっと宙に差し出されたもの。
三色団子？
三色？
三……
なるほど。
「そういうことか！」
夏美の行動の真意はすぐに分かった。

「小細工は止めだ！タイムトランスを止められなければ僕らは永遠に点を取り続ける！」
「絶望を知れ……タイムトランス！」
「風神雷神！」
2体ではタイミングがズレる…！
「出てこい！三体目の魔神(・・・・・・)！」
うぉぉぉぉぉぉぉぉ！

シュゥゥゥ……
止まった……？
「やっったぞぉぉぉ！！」
「止めた！守護神円堂守が本調子を取り戻した！」
えっ、どういうこと？
三色団子？
三体目の魔神？
全っっっ然分かんない。
あの2人にしか通じない共通言語でもあるのかね……
まいっか。
「形成逆転、キタコレ」
日本大反撃開始。

形成逆転の中、フィールドをヒロトがディフェンスをなぎ倒しながら進む。
「避けやがれ！得点するのはこのゴッドスト「ねーさっきから目立ち過ぎない？ここ数話私喋ってるだけなんだけど！」
「うるせぇよ！そんなの作者がどうやってお前の出番ねじ込むか思いつかねぇからだろ！俺に文句言うな！」
「20話はほとんどあんたが攻撃(物理)した描写で終わったの！せめてそのゴールは私に決めさせてくんない？」
三方向から敵来てんの！
「チッ……わーった絶対決めろよ！ジグザグストライク！」
「おおーっと！吉良ヒロトのドリブル技！ボールを繋ぐのは……勝利の女神金山Aだ！」
「さっきからちょーっと気が立っててね…理不尽だけどぶっ飛ばす！はぁぁッ！」
頭の中がよく分かんない疑問と苛立ちと歓喜でぐちゃぐちゃなの、
その混沌はこの金色の弾丸に込める！
「カナリアン・ゴールドッ！」
「太陽のギロチン！」
灼熱が金糸雀を断って溶かす＿＿＿
ぐちゃぁ。
しかし溶け出した液体純金(・・・・)が隙間を縫って進む！
「なんだと！」
「ゴール！純金のMFが勝利を呼びこんだ！」
結構有利になったかね。

勝利は目の前＿＿＿とは限らない。