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飯田｢そろそろ時間だ。帰るぞ｣
麗日｢嫌だぁ......まだ蜜蝋さんのイケメンに浸っていたい......｣
貴方｢焦凍に頼め、焦凍に｣
6時キッカリにスタッと立った飯田に引き摺られるように病室から出る麗日。
それを見て苦笑いしながらついて行く緑谷。
と、緑谷は扉に手をかけて、顔だけ出して蜜蝋の方を向いた。
緑谷｢そういえば、枕元に置いてあるフルーツ、もうだいぶ熟してない？早く食べた方がいいよ！｣
貴方｢............あぁ、そうだな。大事に食べていたら少しずつしか減らなくて。今日中に食べるとしよう｣
緑谷｢そっか、じゃあね！Aさん！｣
パタンと閉まる扉。
蜜蝋は枕元のフルーツの入ったカゴを見る。
中に入っているフルーツはもう十分熟している。
いや、熟しすぎだ。既に食べごろを過ぎているものもあるだろう。
貴方｢無理矢理食べて、メロンみたいに吐くのもな。かと言って捨てるのは焦凍が可哀想......｣
蜜蝋は拒食症を患っている。
先日メロンを食べたあと、全て吐いてしまったのだ。
胃が、固形物を受け入れない。
だからこその、大量の点滴。
熟れすぎた桃を手に取る。
触覚もないので柔らかささえ分からないが、いくらか力を込めると潰れて、ぽたぽたとベッドに桃汁が滴った。
貴方｢............ダメだ。嗅覚は死んでないけど、匂いさえ胃が受け付けない......｣
うっ......と口に手を当て桃をゴミ箱に捨てる。
ついでに、他のフルーツもカゴごとゴミ箱に投げ捨てた。
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byakuyarai0131(プロフ) - 続き待ってます！ (2022年8月18日 22時) (
レス) @page41 id: b40a2187e4 (このIDを非表示/違反報告)
q2n3qbzuWwYqZsD(プロフ) - 続き待ってます♪ (2022年7月19日 2時) (レス) @page41 id: c07b904298 (このIDを非表示/違反報告)
･夜李･(プロフ) - 面白いです！続き待ってます！ (2020年6月2日 21時) (レス) id: 7e6458e2b5 (このIDを非表示/違反報告)
朱里(プロフ) - この話好きです！更新ガンバってください (2019年11月16日 22時) (レス) id: c0f8ac05c7 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - こーゆーの好きなんですよ有難うございます？更新頑張ってください (2019年8月25日 23時) (レス) id: de02aba2c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きくらげ | 作成日時：2019年5月6日 0時
