イケメン力カンスト娘【ヒロアカ】 (ページ30)

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飯田が緑谷を探し、麗日を宥め、説き伏せ、なんとか場を収める。

緑谷｢Aさんってほんとうに女子だったんだね.........｣

貴方｢え？もしかして信じてなかった？｣

緑谷｢いやいやいや！！信じてたけどね！！そうじゃなくてさぁ......なんか......実は男でした！！って言われても驚かないっていうか...｣

飯田｢わかる｣

麗日｢めちゃくちゃわかる｣

貴方｢わかっちゃうのか.........｣

麗日｢ていうか！元々、蜜蝋さんは女顔だからこんなに美少女に見えるんよね。ずっと髪伸ばしてたらいいのに｣

貴方｢飴玉を食べればほぼ自動的に髪が伸びる。だから、そんなに髪にこだわってないんだよ、俺。出久も髪伸びたろ？1個だから少しだろうけど｣

緑谷｢朝起きたら肩までの長さになってたから驚いたよ。せめて一言欲しかった｣

貴方｢すまんて。それUSJで焦凍にも言われたなぁ。因みに飴玉2個食べた相澤先生は腰までのロングヘアになったらしいよ｣

麗日｢マジで！？｣

貴方｢その場で即刻切ったらしいけどね。でもロングヘア相澤先生見たいから今度ナイショで食わせたる｣

飯田｢その硬い決意は一体......｣

貴方｢まー食べたのが1個2個なら１回伸びただけで終わりだろ？俺の場合大量に食ってるからいつまでも伸びる伸びる。これでも朝ショートまで切ったんだぜ？｣

ベッドに垂れた髪をひと房掬いながらクルクルと指に巻き付ける。

少し肩を竦めながらの憂い顔は、なんとも言えない色気を含んでいた。

麗日｢はぁ.........そういうとこだよ蜜蝋さん.........｣

貴方｢え？何が？まーそんなことよりずっと気になってることがあるんだけど｣

緑谷｢ん？どうしたの？｣

貴方｢いやー3人とも気にしなさすぎて俺にしか見えてない存在？て思ってたんだけど、なんで飯田はでっかいクマのぬいぐるみ背負ってんの？｣

飯田の後ろを指指しながら首を傾げる。

飯田の背中には人サイズの大きなクマのぬいぐるみが背負われていた。

麗日｢あ！！忘れてた！！これ、クラスのみんなで選んだんだ〜｣

貴方｢このサイズのクマを忘れる？そんなに俺の髪伸びてること衝撃だったの？てか飯田はクマのぬいぐるみ背負ったままここまで来たのか｣

飯田｢電車では少し周りの視線が集まったな｣

貴方｢電車で来たの......！？｣

まあまあ大きめな男子高校生が巨大なクマを背負う図。

さぞかし目立ったであろう。