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『悲しかれ
この先見えぬ、夢の中
今、彼は
私の罠の中に。』
「延命、ただいま。」
「昼食の用意が・・・って、顔が赤いですよ!大丈夫ですか!?」
「嗚呼、ちょっとね。」
「何があったんですか!?」
「好きな子ができた。それだけ。」
「嗚呼、なるほど。」
「今、頭が凄くふわふわする・・・駄目かも。」
没命は倒れる。
「兄さま!」
「は、早く寝床に運ばないと・・・。」
『貴方は蝶で、私は蜘蛛
貴方は私の罠にはまる
赤い雨と黒い雨
貴方は、私から抜け出せない』
とても、温かい夢を見た。
死楽が優しく抱いてくれる夢。
凄く温かくて、頭がふわふわする。
いい匂い。
なんの匂い?
でも、いい匂いで温かくて、頭がふわふわする。
嗚呼、狙われている。
死楽にも、鈴音にも。
鈴音には殺される。
死楽には、愛されて。
真逆な2人は会わせないよ。
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