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34 喫茶店 ページ35

改札を出ると




広がっていたのは、下町情緒溢れる商店街





『うわぁー懐かしい感じ』




岸「ここだったらのびのび町歩けるかなと思って。」









優太くんは自然と手を出してくれるから


私も自然とそこに手を置いて繋ぐことができた。









商店街を歩いていると



岸「あ、あれうまそう!」


優太くんが指差す方を見ると、









そこにはコロッケ屋さん









『うん、行こう』





「いらっしゃーい」





迎え入れてくれたのは


小柄でふくよかなおばさん









岸「うっわーメンチカツもあんのか、迷うなぁー」


優太くんはショーケースとにらめっこしている。









するとおばさんの口から









「彼女と一個ずつかって半分コすればいいじゃないのー」








.









彼女って…!!!









でも側から見たらそう見えるのかな…









少し嬉しいな。









.









岸「あ、じゃあ、”○○○ジョ”と分けることにします!コロッケとメンチカツ一個ずつ!」





『ちょっ、優太くん!』





岸「へへっ、間違えられちゃったな。はいっどうぞ」









優太くんにお礼をいって一口食べる。




『おいしいっ!』








.







.









岸「俺にも一口!」









優太くんは私が手に持ったまま



パクリと食べる。









岸「んーうまっ」






えっ今のって









.









.








関節、キスだよね…?









でも優太くんは全く気にしてないようで








岸「俺のも食べる?」


と聞いてきた。







.









『あの、…優太くんは関節キスとか気にしないの?」









岸「関節…キス…?あ!あ、今の嫌だった?ごめん!」








『ううん、いやとかじゃなくて、逆にいいのかなって』









.









.






岸「俺はメンバーとか家族とかと普通にしてたから、全然気にしないよ」



『そっかぁ』









.







.









やっぱり私は妹とかそんな感じに見られてるのかなぁ。





年下だしなぁ。









.









.







そう思うと優太くんの言葉に









胸がズキっとした。

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作者名:Mother | 作成日時:2019年9月18日 6時

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