[完結]待ち合わせは喫茶店で（Y.Kishi) (ページ25)

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25喫茶店ページ25

Yuta side

にやけている廉の顔

急いで携帯の画面を確認すると

優太今度の土曜日空いてる?デートしない?

マジかよ……

岸「おい、廉、お前なにしてっ……もうこれどうすんだよ…」

廉「優太がなかなか踏み込まないから、代わりにデート誘っただけやん」

紫「そんなことしたの！？」

岸「お前なぁ、しかもデートって…」

廉「こういう時は男から攻めなアカンよ」

岸「今はまだ好きとか、わかんねぇから」

そう、ただ気になっているだけ。

廉「鈍いんか、俺から見ても恋やってわかるで

自分の行動振り返ってみ」

岸「恋……これが恋…？」

紫「岸くん必死だったよ、今もそうやけど

頑張ってねー、応援してるから」

岸「おう…」

紫耀からの応援の言葉に素直に喜べない自分がいる。

恋敵に応援か……

そんなことを考えている自分がカッコ悪くて、情けない。

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その時、返信が来た

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A喜んで!どこで待ち合わせしますか?

岸「え、嘘…OKもらった……。」

OKもらえるなんて思ってなかったから、びっくりしてしばらく固まっていた。

廉「俺の考えた文章やからな、当たり前」

紫「おお、よかった！」

土曜日…あと3日後、また会えるんだ。

でも

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岸「デートプランも、服も、なんも決まってねぇ！」

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紫「じゃあ、今から作戦会議だ！」

廉「その前に肉食ってからな」

岸「マジ助かる…」

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俺らは少し焦げた肉をご飯と共にかきこんで

その後は互いの理想のデートプランをそれぞれ言いあったりして。

デートの準備はまだ全然整ってないけれど

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Aちゃんに、早く会いたい。