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翌朝、目を覚ますA。
異様な安心感と暖かさを感じ寝ぼけていた時、視界に入ったものを見て思考が停止する。
なぜなら神童の寝顔がすぐ目の前にあったからだ。
『し、神童っ!?お、起きなさいよ!;』
Aがそう言うと神童はようやく目を覚ました。だがまだどこか寝ぼけている様子だった。
神「ん……起きたのかA……大丈夫か?」
『それはこっちの台詞よ!何で一緒に寝てるのよ!?』
神「お前が昨日寝ぼけて俺を離してくれなかったからだろ」
神童がそう言うとAは恥ずかしくなって布団で顔を隠した。
『も、もうお嫁にいけないっ……;』
神「俺がもらうから安心しろ」
そう言って神童はAをもう一度強く抱きしめた。
『なっ!?(し、神童の胸板…意外とがっしりしてる……ってそうじゃないでしょバカ!?)
もう!さっさとどきなさいよー!』
Aは何とか神童の腕から抜け出して距離をとることに成功した。
神「朝から元気だなお前は」
『だ。誰のせいだと思ってるのよ!?』
神「まぁ、お前がいつも通りみたいで安心した。
それじゃあ俺は自分の部屋に戻るぞ」
神童はそう言うとすれ違いざまにAの頬にキスをして部屋を出て行った。
『なっ……!』
Aはしばらくその場に突っ立っていた。
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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2020年2月8日 0時