サッカーなんかクソ食らえ６【イナギャラ】 (ページ13)

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それから３人は寝室に案内され、今日はそこで寝泊まりすることになった。

神「A、仕切りとか必要なら頼むが……」

『別にいいわよ。一晩だけなんだし』

Aはそう言って端っこの布団に寝転がった。

そして外もすっかり暗くなった頃、３人は未だに寝付けずにいた。

井吹「神童、俺たちこんなところでのんびりしてる場合じゃないぜ」

神「今は長老の言うとおりにしよう。きっと何か意図があるんだ」

井吹「と言っても、いつまでもいられない。試合は明日だ」

『考えても仕方が無いでしょ。いいから寝なさいよ』

Aは二人に背を向けながらそう言った。

井吹「チッ、しょうがねぇな……」

神「おやすみ」

それから数時間が経ち、日が出てきそうな時間になった頃、Aはふと目を覚まし起き上がった。

井吹と神童を見れば規則正しい寝息を立てて眠っていた。

Aは立ち上がると、窓から外を眺めた。

神「眠れないのか？」

声がして振り返ると、神童が目を覚ましこちらを見ていた。