検索窓
今日:2 hit、昨日:48 hit、合計:37,629 hit

190. ページ40

神「でも、言ってくれれば俺たちだってコーチに協力をっ」









『出来たのかい?剣城君が危険な場所にいるかもしれないとわかっていて、君達は試合に集中しながらそれを探ることができたと言うのかい?』









Aがそう言うと神童は言葉をつぐんだ。









『君達にできないことも、私ならできる。それに、もし君達があのニセモノの邪魔をし続けていたら、君達が私のようになっていたかもしれない。









私は多少危険な目にあっても対策をしていたから大丈夫だった。けど君達は?そうじゃないだろう?









何も考えもなしに協力するなど、命綱なしの綱渡りほど危険なことだ。









それに……君達が怪我をして悲しむのは、一体誰だと思っているんだい?』









神「!……剣城……」









神童はAの言いたいことがわかったのか、表情を暗くさせた。









Aはそんな神童を見て小さく微笑み、神童の頭を優しく撫でてやった。









『君は責任を感じすぎだ。たまには人に丸投げすることを覚えることだ。









あまり、私を困らせないでくれたまえ』









神「すみませんでした……」









『それでいい。……さて、そろそろワープの時間だ。先頭車両に戻ろうか』









神「待ってくださいコーチ!」









『?』









神「あの……黒岩監督は、一体どこまで知っているのでしょうか」









神童の質問にAは一瞬表情を曇らせた。









『さぁね……私にも、あの人の考えていることはわかりゃしないよ』

191.→←189.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
49人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

名無し - 続編おめでとうございます明けましておめでとうございます今年も夢小説も無理せずにお仕事頑張って下さい! (2020年1月1日 0時) (レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)
銀世界の姫騎士 レオ(元Setsuki.)(プロフ) - 続編おめでとうございます!おもち美味しいですからね…太らないように頑張ります…^^; (2019年12月29日 17時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:梅こんぶ | 作成日時:2019年12月29日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。