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一「リベロか……」
秋「円堂君がリベロに……」
綱「リベロってなんだ？」
目「リベロとは、自由という意味のイタリア語でDFとして動きながらも前に出て攻撃もするプレイヤーのことですよ。
前まではAさんがそのポジションにいました」
綱「へぇ〜」
そして少しの沈黙の後、円堂が決意したように顔をあげた。
円「決めた。俺、やるよ。勝つために……強くなるために変わる。
リベロになる！」
豪「リベロ円堂か。面白いじゃないか」
小「んで、キャプテンがリベロをやって誰がゴールを守るのさ？」
円「立向居がいる！」
立「俺が、ですか？」
塔「そんな簡単に決めちゃっていいわけ？」
目「そうですよ！失礼ながら立向居君はまだキーパーとしての経験が浅いと思いますが……」
円「大丈夫だ！俺さ、うまく言えないけど、立向居からは可能性を感じるんだ。
なんかもの凄い奴になる！そんな気がするんだよな！
こいつに任せておけば大丈夫だって思うんだ」
立「でも、俺……俺が、雷門のゴールを守るんですか？」
瞳「私からもお願いするわ、立向居君」
立「監督……」
鬼「ゴッドハンドもマジン・ザ・ハンドも覚えることができたお前だ。
円堂の後継者には最も相応しいと言えるだろう」
『立向居以外にそもそもキーパーできるやつなんていないしね』
円「な！俺達のゴールを守ってくれ！」
立「はぁ……！はい！やります！」
立向居ははっきりそう返事した。
一「しっかりな立向居」
綱「おもしれえじゃねーか。立向居がキーパーになりゃ、このチームもっと強くなるんだろ！
だったらどこまでも強くなってやろうじゃねーか！」
立「ありがとうございます、監督！ありがとうございます、円堂さん！
俺、頑張ります！よろしくお願いします！」
目「これは、雷門イレブンにとって革命です！
円堂君のリベロ、アフロディ君のFW、立向居君のキーパー。
まさに、超攻撃型雷門イレブンの誕生です！」
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2019年3月24日 12時
