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１８９． ページ39
グ「ここが俺の部屋。好きに使ってくれていいよ。
基本、この部屋にいてもらうことになるから」
『……わかった』
グ「良い子だね。抜け出そうとか考えない方がいいよ。
この建物内に居る限り君は逃げ出すことは不可能だからね。
じゃあ俺は少し出るから、ここにいてね」
グランはそう言い、そのまま部屋から出て行った。
静かになった部屋でAは床に座り込んだ。
『皆、今頃心配してるだろうな……士郎、一人で大丈夫かな……
豪炎寺……見つけられたかな……』
Aの心は不安でいっぱいだった。だがAは何もすることができなかった。
次第に眠気がAを襲ってきた。
『はは……こんなときに眠気がくるなんて……私はとことん暢気な奴だな』
自虐的に笑うA。冷たい床に寝そべりAはその場で眠ってしまった。
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2019年3月24日 12時
