１７． ページ17
そして時は経ち、現在＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
あれから数年が経ち、Aは１８歳になった。
今、Aはホウエン地方からカロス地方に向かうため船に乗っていた。
徐々にホウエン地方が小さくなっていくのを見届けながら、カロス地方の伝説に纏わる書物を読んでいた。
『”生命”と”再生”を司る存在、ゼルネアス……その対になる存在が、”破壊”を司るイベルタル……
この２体に出会うことができれば……』
Aの隣にいるルカリオが腕にすり寄ってくる。
このルカリオは、Aがホウエン地方でカイオーガとグラードンの調査をしている時に出会ったポケモンで、Aの２体目のパートナーだった。
甘えん坊だが、いざとなれば主人であるAを何が何でも守り抜く用心棒のような存在でもあった。
そんな甘えん坊のルカリオを撫でていると、ふとボールがカタカタと揺れ出した。
Aはその揺れているボールからポケモンを出した。
ボールから出てきたのは、わざわいポケモンのアブソルだった。
アブソルもまた、ホウエン地方の岩山で道に迷った際に見つけたポケモンだった。
『どうしたのかアブソル？』
アブソルはジッと空を見つめると、次第に雲行きが灰色に染まっていくのに気がついた。
その瞬間、突然降り出した大雨と暴風に船が大きく揺れ始めた。
『(まずいっ！)戻れルカリオ！アブソル！』
ルカリオとアブソルをすぐにボールに戻しAは甲板の手すりに捕まった。
しかし揺れが激しく次の瞬間には、Aは船から振り落とされ海に真っ逆さまに落ちてしまった。
海に落ち意識を失う寸前にAが見たものは、白い身体の大きなポケモンだった。
『ル……ギ……』
そこでAは完全に意識を失ってしまった。
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慎也(プロフ) - 俺、梅こんぶさんの作品全て読ませてもらいました。どれも、俺が好きなしゃべり方をするので、とても嬉しかったです！！！ (2019年12月11日 21時) (
レス) id: 945a2937a6 (このIDを非表示/違反報告)
慎也(プロフ) - これからの展開が凄く楽しみです!!心の底から応援します!! (2019年12月11日 21時) (レス) id: 945a2937a6 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか？素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2019年12月9日 9時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 私も小学生の頃ポケモン大好きでしたこーゆ夢小説見たこと無かったので書いてくれてメチャクチャ嬉しいです新作頑張って下さい。(涙) (2019年12月8日 15時) (レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)
娘娘(プロフ) - コメント失礼します！梅こんぶさんの作品いつも楽しく読ませてもらってます！私も小説書いているんですが…文才分けて欲しいです！(笑)無理しない程度で頑張ってください！応援してます！ (2019年12月8日 14時) (レス) id: 18b1517416 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2019年12月8日 13時
