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それから試合が再開すると、バルガのやり方に不満に思うカゼルマ達が正々堂々と勝負を持ちかけてくる。
それでもなお、アースイレブンの不利な状況はそのままだ。
攻めては守っての攻防が続いた時、先程から動いていなかったバルガが痺れを切らして動き出した。
そしてそのままアースイレブンは先制点を奪われてしまった。
葵「そんなっ……」
信「砂に潜るなんて、あんなの防げないよっ!」
それからも、相手の砂を利用したラフプレーでアースイレブンは満身創痍だった。
選手達を見れば、失敗続きで苛立っているのか仲間割れをし始めているところもあった。
そんな時、森村が声をあげた。
森「喧嘩はダメ!皆、うちの好きな仲間なの!皆優しい人なのに、イライラとか、ムカムカとか、そんなのダメっ!」
森村の言葉で皆は冷静になっていく。それを見たAは小さく微笑んだ。
『座名九郎君、この試合どう見る?』
座「私達が勝ちます」
座名九郎の言葉に信助と葵は不思議そうな顔をする。
座「ピンチの状況が、この試合には必要なんです」
葵「どういうこと?」
座「チームは追い込まれています。しかし、追い込んでいるのは敵じゃない。
黒岩監督と、Aコーチです」
葵と信助は隣にいる黒岩と立って試合を見ているAを見つめた。
座「お二人は、態と窮地に追い込んでいるのです。待っているんですよ、このチームの覚醒を」
その時、座名九郎が立ち上がった。
座「監督、私を試合に出してください」
黒岩はしばらく座名九郎を見た後、口を開いた。
黒岩「いいだろう。流れを変えてこい」
座「そう言うと思いましたよ」
Aは微笑むと、選手交代の合図を出した。
『選手交代!11番、瞬木隼人に変わって、18番、市川座名九郎!』
この交代が、勝敗を左右することとなった__________
続く。
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ベルモット - 「サッカーなんてクソ食らえ 」と共に読み進めています。新シリーズでも設定が憧れます。自分もイナズマシリーズの夢小説を投稿している身なので参考にさせて頂いています。 (2019年11月19日 17時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
猫宮 - キタキタ告白シーン!!!ホント更新ペース早すぎですよ梅こんぶさん!まあそれが嬉しいんですけど!!!! (2019年11月12日 7時) (レス) id: a4825ec2c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2019年11月11日 0時