５１． ページ1
韓国、オーストラリア、サウジアラビアと三試合に何とか勝利したイナズマジャパン。
次の準決勝の相手がタイに決まった中、素人同然だった選手達は着々と成長の兆しが見えてきた。
そんな時、またもチーム内で問題が発生していた。
『え？好葉ちゃんが九坂君を避けている？』
相談しにきたのは意外にも剣城だった。
剣「はい。九坂が昨日、好葉が傷つくようなことを言ってしまったみたいで。
このままではチームの士気にも影響しかねないと……」
『そうだねぇ……こういうのは、お互いの気持ちを正直にぶちまけて本音で話せばいいんじゃないかい？
最も、好葉ちゃんは人の気持ちを読み取ることに長けているわけだし、嘘かどうかはちゃんと理解できるはずだよ』
剣「本音で……つまり、この問題は九坂達が自己解決するべきだということですね」
『その通りさ。本人達の問題は本人同士で解決しないと始まらない』
剣「それもそうですね。態々こんな質問をしてすみません」
『フフ、気にしないでくれたまえ。君から私の元へ来るなんて珍しくて少し嬉しかったよ』
Aがそう言って微笑むと剣城は少し顔を赤く染めた。
剣「そ、それじゃあ俺は帰ります」
『えぇ、気を付けてお帰りよ』
Aは笑顔で剣城が部屋から出て行くのを見送った。
そして扉が閉まると同時にAの笑顔は一瞬で消えた。
『……本音で語り合うなんて、できたら苦労しないよね』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 60人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ベルモット - ｢サッカーなんてクソ食らえ ｣と共に読み進めています。新シリーズでも設定が憧れます。自分もイナズマシリーズの夢小説を投稿している身なので参考にさせて頂いています。 (2019年11月19日 17時) (
レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
猫宮 - キタキタ告白シーン！！！ホント更新ペース早すぎですよ梅こんぶさん！まあそれが嬉しいんですけど！！！！ (2019年11月12日 7時) (レス) id: a4825ec2c2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：梅こんぶ | 作成日時：2019年11月11日 0時
