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皆が恐竜時代へ行っている間、Aは帝国の総帥室で調べ物をしていた。
『……』
鬼「姉さん、あまり根詰まり過ぎるのもお身体によくありませんよ」
有人がその場にやってきて机の上に程良く温かい珈琲を置いた。
鬼「今回は一体何を調べているのですか?」
『これまでの行動から、エルドラドが今後どう動いてくるのか気になってね。
それに、あの子達の事も……』
鬼「あの子達、とは?」
『フェイ君と、黄名子ちゃんのことだよ。
あの二人、どこか似ているのだよね……』
Aはパソコンの画面に映るフェイと黄名子の写真を見てそう呟いた。
鬼「確かに、謎の多い二人ですね」
『そうなのだよねぇ……兄妹か子孫か、単に似ているだけか……一体どこからやってきたのか……
手遅れになる前に調べないといけない気がしてね。
この案件、はっきりしないことが多すぎるのだよ』
鬼「確かに……エルドラドが何故サッカーを消そうとするのかも、未だに謎なままですしね」
Aは椅子の背もたれに身体を乗せ天井を見上げた。
『(裏でまた、大きなものが動こうとしているのかもしれない……)』
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月奈 - まだ物語は終わらないと思いますが、もし良ければ、豪炎寺と主人公の子供達の小説など書いて頂けると嬉しいです。体に気をつけてください。 (2019年10月23日 23時) (レス) id: d43d89ba6b (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 続編おめでとう!夜桜シリ−ズでは恐竜編読めて嬉しいです京都言えば新撰組!沖田総司が一番好きです! (2019年10月20日 20時) (レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2019年10月20日 18時