痛みを感じない女 Part4 【イナクロ】

１５５． ページ5

劉「やはり孔明は龍だったのかっ」









『いえ、下をみてください』









Aがそう言うと皆は龍の下を見た。するとそこには孔明がいて皆は目を見開かせる。









劉「どうなっておるのだ！？」









『あれは化身です。人の強い心が、形となり現われたもの……と言えば解りやすいですかね』









劉「それが龍に……」









その時、孔明の龍が太陽を飲み込んだ。









そしてその瞬間、太陽から溢れんばかりの力を感じた。









茜「ミキシマックスガンなしで合体？」









ワ「まさか、強制ミキシマックスっ？そんなことができるとは……信じられん」









大介「さすが諸葛孔明。ワシが見込んだ男！」









『女性ですよ、孔明さんは；』









太「これがミキシマックスか……」









孔「その力をどう使うか、それは貴方次第です」









太「この力、サッカーのため、僕達の勝利のために使わせてもらいます！」









『フフ、彼に興味でも湧きましたか？』









Aが孔明の傍によりそう声を掛ける。









孔「賭けてみたくなりました。あの子の力に。









力強さの中にあるあの危うさ……面白い子です」









『確かに……太陽君は面白い子です』









孔明の力を得た太陽はドリブルで切り込んでいく。









太陽はそのままザナークを躱し、得点を決めた。









『見違えるような動きになりましたね』









孔「これで問題はないでしょう」









『えぇ、ありがとうございます孔明さん』









Aが感謝を告げると孔明は少しだけ微笑んだ。









孔「こうなることを読んでいた貴方に感謝をされましても、複雑な気分ですがね」









『フフ、バレてましたか』









そしてそこで前半が終了した。

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