痛みを感じない女 Part3 【イナクロ】

１４６． ページ46

劉「ワシは民の為に新たな国を作ると心に決めた。









そのためには孔明、お前が必要だ。わしに力を貸してくれ！」









孔明は劉備ではなく、天馬達の方をジッと見つめた。









劉「このままでは曹操が国を手に入れてしまう。もし曹操が国を支配すれば、民をないがしろにした国になるかもしれん」









孔「貴方なら、この国を良き方向に導けると？」









劉「勿論だ」









孔「では貴方なら、私の力をどのように使おうと言うのですか？私の興味はそこです」









劉「それは、まだわからん……とにかくワシにはお前が必要だっ









ワシと共に国を見渡してくれ」









劉備のその言葉に、孔明は目を逸らした。









劉「曹操についても国は良くならんぞ？」









その時、孔明が小さく笑ったのを見て劉備達は驚き、頭を悩ませた。









茜「孔明さんって、歴史では男のはず……」









水鳥「歴史が１００％正しいってわけじゃねーってことか」









霧「このままじゃミキシマックスすることを説明するだけでも難しそうだな」









神「それどころか、話を聞いてもらえるかも怪しいぞ」









孔「聞かずともわかっています」









孔明がそう言い皆は驚いている。









孔明の目線の先には、ワンダバがミキシマックスガンを孔明へ向け構えていた。









ワ「……；フッ、お見通しか」

１４７．→←１４５．

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す