夜桜の木の下には彼女がいた２～エイリア学園編～ (ページ17)

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その後も雷門は、相手と互角に戦っていた。

そしてボールは前線にいる染岡にパスされる。

そして染岡のシュートが相手のゴールめがけて飛んでいく。

しかしそれは相手の技によって受け止められた。

染「くそっ！」

円「惜しいぞ！その調子でどんどんいけ！」

『もっとスピードがないと駄目だ……』

そしてボールは再びレーゼに。

円「右だ！」

吹「うん！アイスグランド！」

吹雪のアイスグランドがレーゼを捉えた。

『早いな……吹雪をDFにさげたのはこのためか』

Aが吹雪をみながらそう呟いた。

吹雪の華麗な技で、次々と相手を止めていく。

レ「我々のスピードに慣れてきたか。最低限の学習能力は持っていたようだな。

だが、ここまでだ」

その瞬間、ジェミニストームの攻撃パターンが変わってしまい、皆は困惑した。

鬼「なんだっ、この攻撃パターンは！？」

そしてボールは再びレーゼに渡る。そしてゴールから離れた場所からシュート体勢に入った。

壁山と塔子が止めに入るも、その威力は下がることはない。

円「入れさせるか！爆裂パンチ！」

しかし円堂のその思いも虚しく、円堂ごとゴールに突き刺さってしまう。

１対０、ジェミニストームが先制点を奪い、前半が終了してしまった。

レ「わかっただろう？人間は、我々に勝てるはずがないのだ」

レーゼが円堂を見下しながらそう言った。