夜桜の木の下には彼女がいた２～エイリア学園編～ (ページ13)

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グラウンドに集まった一同。その中心には染岡と吹雪だけが立っている。

円「ルールは簡単だ。センターから二人でボールを蹴り合って先にゴールを決めた方の勝ちだ。

よーい……はじめ！」

そして皆が見ている中、エースの座をかけた試合が始った。

最初はやはり吹雪がボールを奪いにいく。

土「やっぱり吹雪が早いな」

『いや……』

その瞬間、染岡が後ろから吹雪のボールを奪おうとした。

一「染岡も早い！」

染「吹雪の動きについていってる！」

壁「特訓の成果が出てるってことっすかね？」

栗「じゃあ俺達も早くなってるでヤンスか！？」

塔「なってるなってる！あたし保証する！」

そして染岡は吹雪からボールを奪うことに成功した。

染「どうだ！」

吹「やるね……」

その瞬間再び吹雪の様子が一変する。

吹「やるじゃねーか！正直舐めてたぜ。こうじゃなきゃ面白くねぇ！」

染岡はボールをそのまま蹴ったが、それははずれてしまった。

吹「もらったー！」

と、その時吹雪の動きが一瞬止まった。その隙に染岡がボールを奪いゴールにシュートを決めた。