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そして夜になり、皆が寝静まった頃、Aは外に出て空を見上げていた。









『円堂……』









一人ぼーっと空を見上げていると、後ろからフェイがやってきた。









フェ「あれ?Aさん、こんなところにいたんですね」









『フェイ君か。どうかしたのかい?』









フェ「いえ、ここの星が綺麗だって、シュウに教えてもらったんで見に来たんです。









わぁ〜本当に綺麗だ〜!すごいや!」









フェイは満天の星空を見て目を輝かせている。その純粋な瞳にAは思わず笑みがこぼれた。









『君は、とても純粋な子なのだね……私とは大違いだ』









フェ「え?」









『星はいずれ光を失い消滅していく……私はそんな儚いものが嫌いでね。









いくら綺麗なものを見ても、心が満たされることはなかった……








そんな時、私の前に太陽のような存在が現われた。それが円堂だった……








円堂は私の冷め切った心を溶かし暖めてくれた。修也とはまた違う暖かさをくれた大切な存在……









その存在が得体の知れない連中に消されつつある……全く以て不愉快な話だよ。








私は円堂を必ず救い出す……何があってもね』









フェイはAの話を真剣に黙って聞いていた。









『……なんて、大人の愚痴に付き合わせちゃったね。









それじゃあ私は皆が良い子で寝ているか見に行ってくるよ。フェイ君も、身体が冷える前に戻っておいでね』









そう言って背を向けた時、フェイがおもむろに話しかける。









フェ「絶対っ、絶対に取り返しましょう!サッカーも、円堂監督も!」









Aはフェイの言葉に小さく微笑んだ。









『あぁ……おやすみ』









そう言ってAは去って行った。

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マナ - 梅こんぶさん» こんばんは… (2021年6月1日 18時) (レス) id: 080dd1eb98 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 私も夜桜シリ−ズでは読めなかったので今回のクロノストーン編楽しみにしています。予定ではクロノストーン編行きますか?同じ質問でしたらすみません。   (2019年10月9日 20時) (レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 嬉しい(*`・ω・)ゞ。ギャラクシー編の剣城が好きなので。楽しみに待っています。 (2019年10月8日 8時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
梅こんぶ(プロフ) - ベルモットさん» ギャラクシーまでいく予定です。 (2019年10月8日 8時) (レス) id: b822dbf1fc (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 痛みシリーズでは、クロノストーン編で終わってほしいです! (2019年10月7日 22時) (レス) id: 29705eefd3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2019年10月6日 21時

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