２１． ページ21
学園長室に戻ってきたAは、椅子に座り深い溜息をついた。
『また何か良からぬことが起きているみたいだね……』
その時、教育委員会やPTAからいくつもの連絡が殺到した。
その全てがサッカー部を廃部にしろや、グラウンドを壊せなどの内容だった。
Aは全ての電話の対応を終える頃には空はすっかり暗くなっていたと思う。
それを見かねた佐久間が心配そうにAの元へやってきた。
佐「Aさん、そろそろ貴方も休んでください。後の電話対応は俺がしておきますから」
『いや……大丈夫だよ。あちらさんも、私が出ないと満足しないだろうからね』
そう言いながらAはFAXで送られてきた書類を順に見ていく。その書類もサッカー禁止例についてのことだ。
佐「しかしまさかあの親善試合のせいでここまで大事になるとは……プロで活躍する仲間達も心配なところですね……」
『親善試合ね……
(私が見た親善試合は、日本もアメリカも互角の戦いで誰もが絶賛するほど素晴らしい戦いだった。
けど彼らは親善試合の事を快く思っていないみたいだね……)』
Aがそんなことを考えている間も電話が鳴り止むことはない。Aは溜息をついて電話に出ようとした時、佐久間が受話器の電源を切った。
『佐久間君？』
佐「どうせ全て同じ内容の電話です。聞く必要はありませんよ」
Aは佐久間の方を見て小さく微笑んだ。
『フッ……ありがとうね』
佐「Aさんの右腕ですから」
佐久間もまた小さく微笑んだ。
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マナ - 梅こんぶさん» こんばんは… (2021年6月1日 18時) (
レス) id: 080dd1eb98 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 私も夜桜シリ−ズでは読めなかったので今回のクロノストーン編楽しみにしています。予定ではクロノストーン編行きますか？同じ質問でしたらすみません。 (2019年10月9日 20時) (レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 嬉しい(*｀･ω･)ゞ。ギャラクシー編の剣城が好きなので。楽しみに待っています。 (2019年10月8日 8時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
梅こんぶ(プロフ) - ベルモットさん» ギャラクシーまでいく予定です。 (2019年10月8日 8時) (レス) id: b822dbf1fc (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 痛みシリーズでは、クロノストーン編で終わってほしいです! (2019年10月7日 22時) (レス) id: 29705eefd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅こんぶ | 作成日時：2019年10月6日 21時
