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試合が再開し、豪炎寺がカテナチオカウンターに嵌りボールを奪われる。
そしてフィディオの必殺技「オーディンソード」が炸裂しゴールに入ってしまう。
『まぁ、こうなるよねぇ……』
Aは想定内というような表情を見せる。
そこから有人とフィディオがボールを奪いあう。
『不動君、出番だよ。それと伝言よろしく』
Aがそう言うと不動はベンチを立ち染岡と交代した。
不「コーチからの伝言だ。お前が持ち込めってよ」
不動は有人に向けそう言う。
鬼「!お前も見ていただろう。俺の動きは全てフィディオに読まれてしまう……」
不「だったら、お前にもやつの動きが読めるだろ……とも言ってたぜ」
鬼「!」
有人はベンチにいるAを見た。
不「気がついてるんじゃねーのか?やつのプレーが自分に似てるって」
鬼「っ!(そうか……あれは俺だったのか……あの人のサッカーを教えてもらった頃の……)」
『カテナチオカウンターは、錠前をかけたように相手の動きを封じ込みボールを奪う。それを閉じる鍵はフィディオ君。
けど、どんな鍵でも合鍵さえあれば、それは簡単に破ることができる。そう……これは有人にしかできないのだよ』
その時有人がカテナチオカウンターに嵌る。しかしその瞬間、有人はフィディオの動きを先読みしついにフィディオを突破しカテナチオカウンターを破った。
円「やった!カテナチオカウンターを突破したぞ!」
そして豪炎寺と虎丸が点を奪い同点に追いついた。
影「フッ……さすがは鬼道姉弟だ。早くもあの必殺タクティクスを破るとは」
『当然です。私は貴方の一番の教え子ですから』
そしてそこで前半が終了した。
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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2019年9月14日 20時