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その後、皆でグラウンドに出ることにした。
外は寒く、Aは吹雪からジャージを借りて羽織っていた。
階段を降りていると音無が階段で滑りそうになり、そこを後ろにいた吹雪が受け止めた。
吹「気を付けて、階段は滑りやすいから」
音「ありがとうございます」
音無の頬は若干赤くなっていた。
鬼「……」
『目が怖いんだよお前。シスコンか』
鬼「お前も似たようなものだろうが」
と、その時何かが流れてくるような音がした。
円「ん?なんだ?」
その時上から雪が流れ落ちてきた。
円「雪崩れ!?」
しかしその雪崩はすぐにおさまった。
円「びっくりしたぁ。でも凄い勢いだな、雪国ならではか……」
と、その時吹雪の方を見て見ると、何かに怯えるようにその場に蹲った。
『士郎!』
Aが吹雪に急いで駆け寄り背中をさすった。
『落ち着け士郎、大丈夫だ。屋根の雪が落ちただけだ』
吹「や、屋根から……なんだ、屋根の雪か……」
Aは吹雪をそっと立たせてやった。Aの顔は心配の色が見えていた。
円「なんだ?どうかしたのか?」
吹「あ、いや、なんでもないよ」
夏「これくらいのことでそんなに驚くなんて、意外と小心者ね」
吹「あはは;さ、さぁ行こっ。ありがとうAちゃん」
『無理はするなよ』
Aが吹雪にしか聞こえない声でそう言った。
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ベルモット - 読みました。【オリオンの刻印】編を読んで、エイリア学園編も読みたくなってしまいました。オリオンの刻印も引き続き読みます。楽しみにしてます。 (2019年7月28日 20時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2019年3月17日 14時