夜桜の木の下には彼女がいた～エイリア学園編～ (ページ11)

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雷「紹介しよう。新監督、吉良瞳子くんだ」

「「えぇ！？」」

皆は新監督の登場に驚いている。

瞳「ちょっとがっかりですね、理事長。監督がいないと何もできないお子様の集まりだったとは思いませんでした」

『お子様ね……言ってくれるじゃん』

Aが壁にもたれかかりながら瞳子を睨み付けた。

瞳「本当にこの子達に、地球の未来は託せるんですか？

彼等は一度、エイリア学園に負けているんですよ？」

円「だから勝つんです！」

瞳子が円堂達を見た。

円「一度負けたことは、次の勝利に繋がるんです！」

全員、覚悟を決めた目で瞳子を見つめた。

瞳「頼もしいわね。でも私のサッカーは今までとは違うわよ。

覚悟しておいて」

『上等だよ……』

Aは小さく呟いた。

瞳「今から一時間後、出発します。準備をしてここに集合よ」

「「はい！」」

そして皆は解散していった。

Aは先に病院に向かった。

『太陽、いるか？』

太「あ、A姉どうしたの？」

『お姉ちゃん、今日からしばらく太陽のところに来れなくなるんだ。

あの宇宙人を倒しにいかなきゃいけない。ごめんな太陽、できることなら側にいてやりたいけど……』

太「大丈夫！僕A姉のこと応援してる！絶対に宇宙人に勝ってね！」

『！あぁ……必ず勝つよ。あんな連中に負けるかっての』

そしてAは太陽に一旦別れを告げ、自宅に帰って荷物を詰めて出発した。