痛みを感じない少女〜Another Story 5〜

２２６． ページ26

試合が再開されると、風丸がすぐにボールを奪っていく。









そして相手の新たな必殺技で再び点を引き離されてしまった。









その後もダークエンペラーズの攻撃は止まらず、皆は次第にボロボロになっていく。









リ「もう我慢できへん！A！うちが出るからな！」









リカがそう言ってフィールドに出ようとした時、一之瀬が声をあげた。









一「来るなリカ！俺達なら大丈夫だ！来るな！」









リ「ダーリン……」









『リカちゃん、ベンチに戻ってきたまえ。ここは彼らに任せるしかない』









そう言ったAも表情はどこか心配そうだった。









その後も相手の猛攻は止まることはない。









何とかゴールを守り切った立向居だったが、手が負傷してしまいこれ以上キーパーは出来ない状態だった。









風「どうする円堂？まだ続けるのか？」









円「なにっ？」









その時、Aがベンチから立ち上がって声をあげた。









『円堂！立向居君！ポジション交代だ！』









Aがそう言うと円堂はAに向け頷いた。









研「チッ、往生際が悪いですねっ……やはりあの時確実に潰しておくべきでしたか……」









研崎はAを睨み付けながらそう言った。

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