痛みを感じない少女〜Another Story 5〜

２１９． ページ19

全員キャラバンに乗り込み、なんとか逃げ出すことに成功した。








外には警察が集まっていた。









Aはキャラバンの中で響木やマネージャー達に怪我を診て貰っている。









秋「Aさん、意識は大丈夫ですかっ？」









『うん、意外と起きてられてるよ』









Aは頭から血が出ているので包帯を巻いて止血されている。









響「今医者と連絡をとった。帰ったらすぐに病院行きだからな」









鬼「姉さん、なんて無茶をするんですかっ……」









豪「そうだぞA、痛みを感じないとはいえ、無茶しすぎだっ」









Aは二人の心配そうな顔を見て困ったように微笑んだ。









『心配をかけちゃったみたいだね。でも有人も豪炎寺君も怪我がなくて安心したよ』









Aはそう言って有人と豪炎寺をそっと抱きしめた。









円「A大丈夫か！？」









土「おいこら押すな！；」









綱「骨とか折れてねーだろうな！？」









リ「あんたら怪我人に障るやろうが！」









皆はAが心配なのか押し寄せてきた。









Aはその光景を見て笑っていた。









『ほんと、飽きないよね君達って』

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