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それからAは海沿いを歩きながら聞き込みをしていた。
『あの、少し聞きたい事があるのですがいいですかお兄さん』
Aは海辺を歩いている男性に声をかける。
「んぁ?うおっ!君結構可愛いじゃん!ねぇ何歳?どこ住み?」
『(あー面倒なタイプに話しかけちゃったなぁこれ)
少し聞きたい事があるのですが』
「何何?因みに俺今彼女募集中だよ!年下がタイプ!」
『(うわ、見るからにバカだこの人……)
あー、やっぱりいいです。なんでもありません』
Aはそう言って去ろうとすると男の人はしつこく食い下がってくる。
「ねぇ!電話番号だけでも教えてよ!それかあっちの海の家でかき氷でも奢ろうか!」
あまりのしつこさにAはついに深い溜息を漏らす。そして男の人を睨み付けた。
『私を口説こうなど100万年早いのだよこの単細胞生物が。
熱さで脳が茹っているんじゃないかい?もうちょっとマシな教養を身につけてから出直してきなよ。
最も、その頃には君はサメの餌になっているだろうけどね』
Aはそう言うとそのまま去って行った。
男の人はあまりの言われように。ショックで軽く半泣き状態だった。
『暑い……もう戻ろうかな』
Aはそう言って皆の元へ戻っていった。
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ベルモット - エイリア学園編もクライマックスですよね。FFI編楽しみにしています。 (2019年8月27日 6時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2019年8月25日 15時