９５． ページ45
中に入ると、吹雪はAに気付いていないのかシュート練習に夢中になっていた。
『少しは休憩してはどうだい？”アツヤ君”』
吹「っ！？」
Aがそう言った瞬間、吹雪はボールを蹴るのをやめてAの方を振り返った。
吹「テメェ……知ってたのかよ」
『君のことはチームに引き入れる前からずっと調べていたからね』
Aがそう言うと吹雪は元の穏やかな雰囲気に戻り、焦った顔でAを見つめた。
吹「皆には言わないでほしいんだ……アツヤのことっ……」
『それは君次第じゃないかな？』
吹「え？」
『君は今まさに不安定な状況だ。いつ精神が崩壊してもおかしくない。
そんな状況下でもし、君の身に何か起った場合……私は君のことを皆に話す』
吹「っ…」
『それが嫌なら、弟の鎮め方を捜すことだね』
Aはそう言って部屋を出て行った。
吹「……できないよ……僕にはアツヤの力が必要なんだっ」
Aがいなくなった後、吹雪は再びシュート練習に戻った。
『忠告はしたからね……』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 104人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ベルモット - 続き読みました。このまま進んでいきますと夢主も大人時代になりますよね。結婚相手とか誰になるのかなぁ？接触している、既に、（あっ）あの人かも。楽しみにしています。大人編を。 (2019年8月25日 4時) (
レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
こっちー(プロフ) - 毎日楽しく見てますこれからも頑張ってください！元々好きだった帝国イレブンがもっと好きになりましたありがとうございます！ (2019年8月23日 18時) (レス) id: 05cc57f5e0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：梅こんぶ | 作成日時：2019年8月22日 17時
