７４． ページ24
皆の元へ戻ると有人や円堂達が駆け寄ってくる。
円「大丈夫かA？」
鬼「辛いなら、ここから先は俺が全員に指示をっ」
『大丈夫だよ有人』
秋「二人の為には、試合を中止したほうがいいのかも……」
土「そうだなっ、そうすれば禁断の技を使わせずに済む！」
瞳「試合中止は認めないわよ」
瞳子が突然立ち上がって声をあげた。
鬼「監督っ」
瞳「後半は私の指示に従ってもらうわ。吹雪君はFWに戻って、皆勝つ為のプレーをしなさい」
秋「それじゃあ佐久間君達がっ」
瞳「これは監督命令よ。私の目的はエイリア学園を倒すこと。この試合にも負けるわけにはいかない」
一「どうするんだA？」
『試合を……続けよう』
Aがそう言うと皆は驚いた顔で振り返る。
円「Aっ」
鬼「姉さんの言った通り、中止にすれば佐久間達の身体を守ることはできる。
だが、この試合は佐久間達の目を覚まさせるための試合……今のあいつらにはサッカーを通してでなければわかってもらえないんだっ
勝つことに、禁断の技など必要ないということを……」
『もしここで試合をやめれば、佐久間君達は完全に影山さんの影響下に置かれてしまうだろう。
そして、いずれあの技を使って、二度と試合できない身体に……
だから、この試合で救い出すしかない』
円「いいんだな？」
『構わないよ』
円「わかった。でも、絶対佐久間達にあの技を出させないようにしよう！何か方法があるはずだ」
皆は円堂の言葉に頷いた。
鬼「姉さん、どうしたら……」
『点を取る方法は一つしかないよ……源田君が技を出す前にシュートを決めること』
吹「だったら俺の出番だろ」
吹雪が突然声をあげてそう言った。
吹「源田ってやつがあの技を出す前に決めりゃいいんだろ？」
『……任せてもいいかい？』
吹「おう！任せられてやんよ！」
皆はAの方を真っ直ぐに見つめていた。そしてAはここにきてようやく小さく笑みをこぼす。
『頼んだよ、皆』
雷門「「おう！」」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 104人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ベルモット - 続き読みました。このまま進んでいきますと夢主も大人時代になりますよね。結婚相手とか誰になるのかなぁ？接触している、既に、（あっ）あの人かも。楽しみにしています。大人編を。 (2019年8月25日 4時) (
レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
こっちー(プロフ) - 毎日楽しく見てますこれからも頑張ってください！元々好きだった帝国イレブンがもっと好きになりましたありがとうございます！ (2019年8月23日 18時) (レス) id: 05cc57f5e0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：梅こんぶ | 作成日時：2019年8月22日 17時
