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29. ページ29

それから夜になり皆は眠たそうな顔になってくる。









夏「そろそろ時間ね。女子はこっちよ」









皆は眠たいのかキャラバンに入っていく。









塔「Aまだ寝ないのか?」









塔子がテントに入る前にAに聞いてくる。Aは外の椅子に座ってぼーっと空を眺めていた。









『あぁ、うん。眠たくなったら寝るから先に寝といてくれたまえ』









塔「?冷えるから早く来いよ〜」









それから皆が寝静まった後、Aは一人山の中を歩いていた。









遠くから聞こえる滝の音が心地良くAはそっちに向かって歩き出す。









川まで辿り着くと、Aは靴を脱いで冷たい水の中に足をつけた。









『気持ちいい……』









その時、Aの背後の草むらがガサゴソと動き始めた。だがAは特に慌てた様子もなくその草むらの方をジッと見つめている。









そして出てきたのは見知らぬ赤い髪をした男の子だった。









『……』








?「……」









二人は見つめ合ったまま何も言葉を発しない。そんな中で最初に口を開いたのが男の子だった。









?「えっと……こんばんは?」









『……あぁ、全然喋らないからてっきり幽霊かと思ったよ』









?「幽霊だと思うんならもう少し焦った方がよかったんじゃない?;」









『それも一理あるね』

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マナ - 質問よろしいでしょうか? (2021年4月17日 18時) (レス) id: 9e471035c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2019年8月19日 21時

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