検索窓
今日:2 hit、昨日:75 hit、合計:388,350 hit

127. ページ27

「……はぁ〜〜〜〜っ、やっといなくなった!アズール氏怖すぎでは?

……で、ジェイド氏とA氏はまじでどこに消えちゃったの?」


「ふふ、”ここ”だよ」



サムはそう言って、店の大型冷凍庫を指刺し扉を開く。


すると、中からジェイドとAが冷気を帯びた状態で出てきた。



「ふぅ、サムさん、扉を開けてくださってありがとうございます」


『さ、ささささ寒いっ……』



Aは冷凍庫から出た後も寒さで震えていた。



「うわっ、すごい冷気……!そんな保湿性が低い装備で気温マイナス10度の世界へ飛び込むなんて正気を疑いますぞ」


『いや、本当そそそそそれ……っ』


「ふふ、僕は北の深海育ちですから、冷凍庫内の寒さは心地良いくらいなんです」


『お前は心地良くても僕は寒さで死ぬかと思ったよ!!イデアせんぱーい!その髪で暖まらせてぇ〜!!』



Aはイデアの燃えている髪の毛に近づいて暖を取っていた。



「ちょ、A氏……!?」


『暖けー……』


「(や、役得でござるな……)」




イデアは自分の髪で暖まっているAを見て頬を赤くさせた。


しかしAはすぐにジェイドに引き剥がされてしまった。



『何すんだこのウツボ!お前冷たいんだよ!!』


「心が温かい証拠でしょうか。僕と抱き合っていれば、次第に暖まりますよ」


『あークソ悔しい!!ちょっと暖かくなってきやがったァ!!』



Aは大人しくジェイドに抱かれていた。

128.→←126.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (244 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
680人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

梅こんぶ(プロフ) - 弑逆ノ桜さん» 誤字の指摘ありがとうございます。訂正させていただきました。 (2020年8月5日 0時) (レス) id: b0a36378c3 (このIDを非表示/違反報告)
弑逆ノ桜(プロフ) - 103のバルガス先生の台詞で魔法が魔王になってますよっ!(ボソッ) (2020年8月4日 23時) (レス) id: cdb86ccf60 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:梅こんぶ | 作成日時:2020年8月4日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。