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120. ページ20

「OK!Passwordは完璧だ。『スミス』の客だね。

では小鬼ちゃん、カウンターの奥の壁の前までどうぞ。

___秘密の扉、Open!!」



サムがそう言うと、奥の壁が開いていく。



「スミスくん、出ておいで。ご指名だよ!」


「ひっ……!!!」


『あん?』



怯えたような声を発し、壁の向こうから出てきたのは、イグニハイド寮寮長のイデアだった。



「オクタヴィネル寮のジェイドです。スミスさん……

もとい、イデアさん。少しお話よろしいですか?」


「ぼ、僕がスミスだって知ってるの……?」


「ええ、とある筋からの情報で。それから、貴方が毎年自作の強力なビーンズシューターを購買に卸しているということも。

そうですよね、サムさん?」


「ああ。この店をイデアくんの隠れ場所として提供する代わりにね!」


『イデア先輩だったんだ、スミスって』



Aは「へぇ〜」と興味なさげにそう言った。



「全校生徒が学内を駆け回って争うマジフト大会以上の脳筋天国なぞ、ごめんもうむるでござる。

ぼ、僕はここで、ゲーム終了のコールをただ待つのみ」


『それいいな。僕もここで一緒に隠れていいですか?』


「へっ……!A氏と、ふふふ、二人きりでっ……!?

そ、そんなの拙者の心臓が持たないでござるよ……!!」



イデアがアタフタして焦る様子とは裏腹に、Aは全くの無表情でイデアを見ていた。

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梅こんぶ(プロフ) - 弑逆ノ桜さん» 誤字の指摘ありがとうございます。訂正させていただきました。 (2020年8月5日 0時) (レス) id: b0a36378c3 (このIDを非表示/違反報告)
弑逆ノ桜(プロフ) - 103のバルガス先生の台詞で魔法が魔王になってますよっ!(ボソッ) (2020年8月4日 23時) (レス) id: cdb86ccf60 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2020年8月4日 22時

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