115. ページ15
それからようやく植物園へと到着したAたち。
「植物園に到着!……したは、いいけど……」
『なんか、さっきから妙な匂いがするんだが……』
「妙というか、非常にオリエンタルでスパイシーで、食欲をそそる香り……ですね」
「なんか、自然とよだれが出てくる匂いなんだゾ!
クンクン。匂いはあっちの方からだ。行ってみるんだゾ!」
グリムはそう言うと颯爽と匂いの方へ走っていってしまった。
「グリちゃん、もうちょっと警戒して。怪物チームの罠かもしんないじゃん!」
ケイトがそう言うも、グリムは止まることなく走っていく。
仕方なく、グリムを追いかけていくジェイドやケイトたち。
植物園の中に入って行くと、そこには大人数の農民チームが集結していた。
そしてその中心にいたのは、カリムだった。
「おっ、なんだお前ら。匂いに釣られてきたのか?」
カリムが現われると、ジェイドとケイトは即座に豆を構える。
『構えなくても、カリムは僕らと同じ農民チームだぞ』
Aがそう言うとジェイドとケイトはカリムに対し警戒心を解く。
「本当だ。オレンジ色のワッペンをしていらっしゃいますね」
「カリムくん1人?……ってか、さっきから辺り一面に漂ってるこの匂いの正体は、一体……」
「匂い?ああ、これは『シャーワルマー』だ!」
「シャーワルマー……ああ!羊肉や鶏肉を混ぜた肉を鉄串に刺して直火で焼いた熱砂の国の料理ですね。
他の国では『ケバブ』という名前で普及していますが」
『何それ、超美味そう……』
Aはジェイドに抱えられつつも、口からよだれをたらしていた。
681人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
梅こんぶ(プロフ) - 弑逆ノ桜さん» 誤字の指摘ありがとうございます。訂正させていただきました。 (2020年8月5日 0時) (レス) id: b0a36378c3 (このIDを非表示/違反報告)
弑逆ノ桜(プロフ) - 103のバルガス先生の台詞で魔法が魔王になってますよっ!(ボソッ) (2020年8月4日 23時) (レス) id: cdb86ccf60 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:梅こんぶ | 作成日時:2020年8月4日 22時