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ケイトが見張りに行っている間、Aたちは茂みで身を潜めて待っていた。
Aは退屈なのか、先ほどから枝を拾って地面に絵を描いている。
「何描いてるんですか?;」
『ウツボに食われるタコ』
「フフ、お上手ですね〜アズールに見せたらきっと大喜びですよ」
ジェイドがそう言うと、Aはすぐにその絵を足でかき消した。
「なんで消すんだゾ?」
『覚えとけよネコちゃん。ウツボとタコは、狂暴化すると手がつけられねーんだからな』
Aは横でニコニコと笑みを浮かべながらAの首根っこを掴んで逃げないようにしているジェイドを極力見ないように真っ直ぐ前を見つめていた、
「にしても、ケイトのヤツ、遅いんだゾ〜〜〜」
『怪物に捕まったんじゃね?』
「わっ!!!」
『っ〜〜〜〜〜〜!!??』
突然後ろから飛びつかれてAは声にならない悲鳴をあげ身を固くさせた。
「ふふ、Aちゃんってば可愛い反応してくれるじゃん〜
今の写真に撮っとけばよかったな〜」
顔を横に向け目線を後ろにずらすと、そこには笑みを浮かべるケイトの顔がドアップで写り込んだ。
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梅こんぶ(プロフ) - 弑逆ノ桜さん» 誤字の指摘ありがとうございます。訂正させていただきました。 (2020年8月5日 0時) (レス) id: b0a36378c3 (このIDを非表示/違反報告)
弑逆ノ桜(プロフ) - 103のバルガス先生の台詞で魔法が魔王になってますよっ!(ボソッ) (2020年8月4日 23時) (レス) id: cdb86ccf60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2020年8月4日 22時